「もうすぐ・・・私の願いが叶うわ・・・あなた」
概要
三賢妻の一人で、ヨシダ父子が管理する団地のオーナーである女性。通称「神秘の妻」。
第26話にて実はS級人妻の一人であると判明した。
いくつもの不動産を持った大地主でもあり、団地の地下空間にアウトロー用交易路である「反社トンネル」を建造した。実は団地がリビドークロスの実験場になっていたのは、S級人妻のリーダー格であるネザコと結託した彼女の差し金であり、実質上のマッチポンプであった。
怪しい祈祷師のような姿をしている上、自己啓発セミナーに通っており、カルトや電波じみた怪しげな言動をよく繰り返している。更には点滴をしており、右手にはヨシダが持つボルタッククローらしきものを装着している。
また頭蓋骨が入ったカプセルを持っているが、「あなた」と呼びかけていることから既に亡くなった彼女の夫と思われ、どうやら霊界交信しているらしい(即ち彼女と同じ未亡人と思われる)。
ボルタッククローと思わしきものを装着した右手をかざして念力のようにヨシダの心臓を握りしめる「スピリチュアルちゃんぽんフォース」、更にスピエネルギー(恐らく生命力のようなもの)を吸収する「ちゃんぽんドレイン」を発動可能。吸収したカバネは「私のオーラが金色に転じたわぁ〜」と恍惚の表情を浮かべた一方、ヨシダはマラソン大会後のような疲労を感じていた。
活躍
- 第21話 母性魔
ヨシダがペシミズム厭世病院に入院することになったことを電話で報告する際に登場。
初登場時から怪しさ全開の姿と言動をしていたが、一応ヨシダに対しては労いの言葉をかけたり(彼女なりの善意で)ヨシダの快復を怪しげな呪文でご祈祷してあげたり、臨時の管理人を手配するなど、この時点ではヨシダに対して好意的に接してはいたのだが…。
- 第32話 混沌魔⑤
他のS級人妻達と共に、反社トンネルから団地の地下空間に辿り着いたヨシダの前に姿を現す。
- 第32話 混沌魔⑥
ヨシダに紹介された際に免許証にダークチップが仕込まれているから電子レンジがチンしなさいとアドバイスする(ヨシダの反応からすると直接会うのは今回が初めてだった模様)。
そして団地が実験場だったことを知り「人妻を何だと思ってるんだ…!」と憤り、カタギリを元に戻すようにネザコに迫ったヨシダに対して「スピリチュアルちゃんぽんフォース」で心臓を握りしめ「ちゃんぽんドレイン」でヨシダの生命力を吸収した。
- 第35話 人妻への供物(前編)
ネザコがヨシダに語る過去にて、
「神を作る」と言うネザコの研究に興味を持って、カンザキ達にネザコおよびリズを反社トンネルへ連れてこさせた。
そして彼女に研究への投資と実験場および住民を実験材料としての提供を宣言した。
当時の肩書は「グランドマスター」。
前述のように死別したと思われる彼女の「夫」の予言、霊界通信によって共振石の研究内容や残るライコウの拉致の指示を受けているようである。
ちなみに、研究内容を聴いた際に絶叫した「まんまんちゃんあん」とは、関西方面の「南無阿弥陀仏」の幼児語である。「あん」は「あな尊し」を現すのだとか。
- 第38話 人妻の温もり(後編)
キリタニとヌマジリを呼び出し、二人に憂国商事に斥候に赴くよう指示する。
余談
彼女の左手薬指の指輪にはそれなりのサイズの宝石が嵌められているが、一般的にこのような装飾があるのは結婚指輪ではなく婚約指輪である。
結婚の約束を示す婚約指輪に対し、結婚指輪はその後の普段の生活で着用することからシンプルなデザインになるのだとか。
全く聞き馴染みのない名字でスピリチュアルな言動からも屍を連想するが、実は「姓」という漢字を「カバネ」とも読む。また、希少名字に「加羽」が存在し、この名字は大阪でみられるようで、彼女は「まんまんちゃんあん」という関西方面の幼児語も使用している。
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※以下ネタバレ要素が含まれているため、閲覧の際はご注意を
第36話(後編)において、
「反社組織のボスであるカバネの逮捕」
「人妻兵器の調査研究」
を目的とした公安警察で結成された組織であったと判明。
憂国商事の真実とその目的、ならびに第35話における経緯と合わせると、実質的にカバネこそが本作における全ての悪行に関わる、諸悪の権化である。
そして、第24話にてヨシダの父が語っていた「本当に倒すべきS級人妻」もおそらくカバネのことだと思われる。
また第37話において、一連の人妻関連の事件の最大の脅威としてネザコやカオス・ヒトヅマと共にカバネの名前が挙げられており、ネザコが変態人妻を産む共振石の生産能力を危険視されているのに対し、カバネとカオスは単騎でも災害級の戦闘能力を危険視されている。
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