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次回予告編集


「僕は酷いおっちょこちょいだ!キエルお嬢さんとディアナ様が、入れ替わっていた事に気がつかなかったのだから!」


「なのに、キエルお嬢さんはムーンレィスの建国式典で、混乱した糸を解すような演説をなさった!僕は感動した!」


「次回、∀ガンダム『キエルとディアナ』」


「風の行方を僕は知る」

あらすじ(ネタバレ注意)編集

グエン・サード・ラインフォードたちはディアナ暗殺の話を聞いてディアナ・カウンターも一枚岩でないことを知る。


ヤコップ達がキエル・ハイムを襲った事件はディアナに深い憂慮を抱かせた。ディアナはロラン・セアックに正体を明かして、建国宣言を行うのはキエルだから式典前に会いたいと出発する。


一方、宣言を行う不安に揺れるキエルに対して、ミランは暗殺者の追及は自分が引き受けるから建国宣言にだけ専念するようお願いした。


式典当日。領主代表の中で会場へ入るのはグエンとリリやソシエ・ハイムだけ。他の諸侯は不参加で宣言を否認した。グエンは自分なりの交渉を行おうと考える。しかし、式典を妨害しようと、ギャバン・グーニーは機械人形を動かし、ヤーニは大量の酒を会場に持ち込んだ。

テテス・ハレも独自にディアナ暗殺に動き出した。


会場整備を終えたハリー・オードはキエルに報告する。同時に孤立している彼女を応援するため、サンベルト建国は戦術として行うことと、自分の両親が共に地球で暮らすことを夢見て冷凍睡眠し、父親は簡易冷眠で失敗して死んだことを話す。それは今回の宣言の真意が、ムーンレィスも自然界の摂理で生き死にすることの憧れを持っていることを物語っていた。


騒然としたソレイユの艦内をディアナの案内でキエルのもとに急ぐロランだったが、テテスと遭遇する。テテスはロラン達をミリシャの侵入者に仕立てて、ハリー達親衛隊の目を欺くと、キエルのいる部屋に潜り込んだ。キエルをディアナだと信じるテテスは暗殺しようと拳銃を構えるが、ヤーニ達の起こした爆発でし損じてしまい、止む無く逃亡する。


キエルのもとへ現れたディアナが今回の宣言の真意を問うと月と地球の友好のためになるようにとキエルは答えた。そしてハリーに、キエルとなっているディアナをグエンのもとへ戻すよう命令する。


ミリシャとムーンレィスが争う様子に決心を固めたキエルは、ディアナとして建国宣言を中止し、地球に住んできた人々と月に住んできた人々が同じ血を流し合うのは止めるように、そのための時間を作ろうと演説をする。

その演説を聞いていたディアナは、キエルにディアナ・カウンターを任せても良いと考え始める。


ハリーは、キエルの今回の演説はミリシャを増長させるだけだと不満を持ち、理想論だけでは軍は押さえられないと抗議するが、彼女の凛とした姿勢に従うしかなかった。

一方、ミリシャたちは、今回の演説でまだ戦いが終わっておらず、建国宣言を止められると信じ始めるのだった。

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