概要
「流星のロックマン」に登場するはくちょう座のFM星人。
白鳥のような姿で、身体が青い炎を思わせる羽毛でできているのが特徴。
一人称は基本「ボク」、宇田海との事件後は「わたし」に変わる。
シタッパーは彼の手下にあたる。
流星のロックマン1
流星1では宇田海深佑の猜疑心に漬け込んだ悪意のあるFM星人として登場。ウォーロックの持つアンドロメダの鍵を手に入れるために地球にやってきた。
天地守からのブラザーバンドの誘いに応じたものの、彼を信じきれずにいる宇田海のもとに現れる。宇田海の昔話を聞いたうえで「裏切りがこの世の中の本質なんだよ」と語った。
後日、天地にフライングジャケットの発明を奪われたと思い込み、傷ついていた宇田海の元に再び現れる。自分を裏切った人に報復するために彼の意思でキグナス・ウィングに電波変換させた。そして、天地や天地研究所に見学に来ていた人々にはくちょうの舞を力尽きるまで踊らせる呪いをかけた。
唯一呪いから逃れた星河スバルがウォーロックと電波変換したロックマンの登場により、ウォーロックとキグナスは再会。バトルに敗北し、呪いから解放された天地の説得をキグナスは否定するも、天地の言葉を受け入れた宇田海の意思で彼は葬られた。
しばらくしてFM王ケフェウスの力で復活。他のFM星人と共に王の命令を遂行するようになる。
ステーションの電脳では1番手としてロックマンを待ち構えている。
流星のロックマン3
経緯は不明だが、宇田海のハンターVGで再構築され復活した事で宇田海のウィザードとなっている。(本人が毎度復活していると思しきオックスや、ウォーロックと同じく地球に居着いてそのままウィザードとなったウルフ等と違い、「FM星人のキグナス」とは別個体と思われる。)
会話が苦手な宇田海に代わって様々な交渉を行うなどをしており、キグナス自身も彼の発明をサポートするのが自分の役目だと認識している。
バトルウィザードとしてトランスコード「020」を取得しており、宇田海に話しかける事でキグナス・ウィングと戦うことができる。
アニメ版
キグナス:cv神奈延年
キグナス・ウィング:cv森訓久
無印編での中盤のボスキャラクターを務めており、スバルの動揺を誘ってロックマンを敗北に追い込むなどゲーム版以上に冷酷なキャラクターとして描かれている。
裏切り者であるウォーロックにかなり執着しており、逃げる彼をどこまでも追いかけていた結果FM星人の中では最初に地球にやってきた存在となる。
ウォーロックがスバルのトランサーに逃げ込んだため彼を見失うも、その時に自分と周波数が合う宇田海深佑を発見する。
過去の事件から人を信じることができなくなっていたが、スバルの優しさに温かさを感じていた宇田海の元に現れ「その優しさは逆に危ない」と声をかける。宇田海が交通事故を起こした際に彼の精神に入り込んだ。
その後、発明品であるフライングジャケットの完成を祝いに来た天地守に疑いの目を向けた宇田海に「地球人はキミの敵なのだ」と一押しをし、電波変換を行わせた。
ロックマンとのバトルで大きな傷を負い、電波変換は解除されるも踏みとどまり、再度宇田海の体を乗っ取りそのまま姿を消した。
再登場した際は宇田海の体を乗っ取った状態で行動しているため、電波体での再登場は31話後半。ロックマンの「アトミックブレイザー」を受け、宇田海と分離しキグナスのみが消滅した。
宇田海の知識を使い、宿主となる人間がいなくとも電波変換を行うことができる電波変換装置を発明。これを自身の配下になることを条件として、ハープとジェミニを除く他のFM星人に使用させていた。キグナスが消滅して以降も彼らはこの装置を使って実体化、電波変換を行っており、キャンサーからは電波体から人間の姿に変換する際や響ミソラの代わりの存在を作る際にも利用されていた。
50話ではウォーロックの回想シーンにも登場。宇宙ステーションを襲撃した時からウォーロックを裏切り者とみなし追いかけていた。
トライブ21話では他のFM星人と共に響ミソラのライブを見に来ていた。オックスに隠れてはいるものの上下に首を振ってリズムを刻んでいる姿が確認できる。