概要
『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』に登場。
リンクの騎士学校での上級生(高等部生)で、黄色い騎士の服を着ている。昨年の「鳥乗りの儀」の優勝者で、ロフトバードのことにも詳しい。
生真面目で前向きな人物。ファイによれば「熱血秀才」な人とのことで、剣の鍛錬に日々励んでいるが、年頃らしく恋愛などに興味を持っているようなそぶりを見せる。
リンクのことは後輩として目をかけており、話しかけると色々と励ましてくれる。
なお、生徒の中で彼のみ寄宿舎に自室が存在しない。また、夜には騎士学校の近辺を見回りしている。
名前の由来はおそらく「カッコウ」から。
クラネとの関係
同じく騎士学校の生徒であるクラネからは想いを寄せられており、本人もそれとなく気にかけている様子である。
「ラスの手紙」のイベントにおける選択肢によっては、クラネへの気持ちを自覚し告白。二人が交際を始めるようになる。ただし、「カップルがいると校内の風紀を乱すことになるのでは」と考えていたようで、リンク(とラス)以外には隠している。
家族と秘密について
スカイロフトの居住区に自宅があり、中には母ルビアがいる。椅子やベッドが二人分であることから、母子家庭と思われる。
ルビアはリンクのことを「リンクちゃん」と呼び、ゆっくりしていくよう話すなど優しくおっとりした性格だが、よく見ると家の中はかなり汚い。本人は「掃除は苦手」と語っており、ファイの分析でも「ズボラな性格」と言い切られている。
一応「部屋は綺麗なほうがいい」という考え自体はあり、魔法のつぼ入手後に家を訪ねると「家の中の埃を払ってほしい」と依頼してくる。片付けが終わると「お駄賃」として赤ルピー(20ルピー)をくれる。
依頼の後、夜にキコアの家の前を通ると…
※以下ネタバレ
キコアがルビアを怒鳴りつけるような声が聞こえてくる。
耳をそばだてると、実は「掃除をしてくれたお駄賃」としてリンクに渡されたルピーはキコアが「今日のパンを買うためのお金」としてルビアに渡したものであること、ルビアはリンク以外にもルピーを払って家の掃除をさせており、母の無駄遣いによってお金が貯まらずキコアは寄宿舎で生活することができないということがわかる。
さらに、夜の見回りも自主的なものではなく、「バイト」として行なっているものであることも語られる。
喧嘩が終わるとキコアが家から出てくる。立ち聞きしていたことをリンクが認めると、強い口調でこれを咎め「このことはお互い忘れよう」と言い、見回りに行ってしまう。そして、見回り中に話しかけると「母は怠け者でね」「僕はこの通り平気さ」と平然を装うも、家の掃除を誰がやっているか疑問に思っているような発言をする(なお、これ以降、学内や見回り中に話しかけても家の話を出すことはなくなる)。
一方のルビアは「無駄遣いはしないようにとキコアに怒られた、家政婦さんに頼んで掃除させることはできない」と言いながら、「でもリンクちゃんは家政婦さんじゃないから(掃除を頼んでも)OKよね?」とあっさり気持ちを切り替えており、なかなか闇の深いイベントとなっている。