CV:釘宮理恵(03年版/FA共)
概要
アレックス・ルイ・アームストロング少佐の末の妹(4女)。
顔は兄や兄そっくりの父とは似ても似つかぬ美少女で、そのあどけない顔立ちとは裏腹に抜群のプロポーションの持ち主。性格も控えめでおしとやかな、如何にも名家のお嬢様といった人物。
しかし趣味は「ピアノ(グランドピアノ)を少々持ち上げること」と答えて実際に片手で持ち上げてみせるなど、兄に違わず豪腕の持ち主。兄のことが大好きであり、好みの男性のタイプも兄のような筋骨隆々とした人物であるとのこと。
ちなみにアームストロング家の女性は他に4人いるが、母親はゴツくはないがかなり背が高く、ハボックが初対面時にビビり散らすほど。
次女と三女は父親似で女性とは思えぬゴツさ(名前はアム江、ストロング子とめっちゃ適当)。
長姉のオリヴィエだけが末妹の彼女と同じく美人だが、性格は武人肌と全く異なっている。
作中での活躍
初登場はコミックスのオマケ漫画から。
上司のロイ・マスタング大佐に着いて中央司令部へ移動となった部下の一人であるジャン・ハボック少尉は、転勤を機に彼女にフラれ気を落とす(旧アニメでは片思いしていた女性が大佐のガールフレンドだと知って廃人と化していた)。見かねた大佐に中央の女性の紹介を依頼されたアームストロング少佐が自身の妹を推薦し、お見合いをセッティング。
この成り行きを面白がった大佐たちの後押しもあり、ハボック少尉は渋々ながらアームストロング家に足を運ぶことになる。
少佐にソックリ且つ横に広い体型の父と、少佐と同じくらい背の高い母に会い、その遺伝から構成される娘を想像し不安にかられていたが、いざ対面の場で予想外に好み直撃の令嬢が現れ、思わず「突然変異万歳!!」と歓喜。直後に目にした「趣味」など多少のことを目をつぶれば、ほぼ完璧な彼女に対し真剣に交際を申し出るが、彼女にとって少尉の体型は「華奢」であるらしく一刀両断されてしまい、結果、傷心により一週間寝込むことになってしまう。
(この出来事が、後にハボック少尉がラストに利用される遠因になってしまった…というのは流石に酷な話か)
本編では、物語終盤にて長女のオリヴィエ少将が帰省した際に登場。彼女から家督相続を強要された上に退去を命じられた父と母、使用人たちと共に(実質バカンスがてら)シン国へと旅立った。
その他
因みにアニメ版で彼女の声を演じたのは、本編にてアルフォンス・エルリックを演じる釘宮理恵。加えて父はアームストロング少佐役の内海賢二、母はエドワード・エルリック役の朴璐美と、メインキャスト陣による兼役となっている。
ゲーム『ドリームカーニバル(PS2)』では、アル・グリードコンビのシナリオにて少しだけ登場。EDにおいて「女の子にモテたい」というアルの要求に応え、大総統と少佐の計らいによりお見合いの席が用意される。ハボックの時とは打って変わり、アルの屈強な肉体美(というか鎧姿)に惚れ込んだキャスリンは、挨拶も早々にアルに抱きつき猛烈なアプローチを展開。アルも(魂だけの体で痛みはないにしろ)ミシミシと鎧が崩壊せん勢いの彼女の抱擁には悲鳴を上げて助けを懇願した。
なお、前述通り両者の声はいずれも釘宮女史が演じており、氏の演じ分けによる会話のやり取りは必見である。
そして『鋼の錬金術師MOBILE』ではとうとうSSRでプレイアブル実装。
通常攻撃はやっぱり力業だが、スキル自体はピアノの音色でバフをもたらす補助型の模様。