概要
シン国(しんこく、スペル:Xing)は、鋼の錬金術師に登場する国。文化と民族の特徴・文字・地理・パンダなどはどう見ても中国の清朝がモチーフだが、一応「中華ファンタジー国」なのであまり深く考えなくて良い。この国は武術が盛んであり、達人クラスともなれば気配を読んで戦うのを得意とするが、そんな体育会系のお国柄だからなのか燃費が悪い者が多い。
50以上の民族によって成立した多民族の国であり、皇室は全ての民族の女性を娶って何十人もの皇子・皇女を擁立する。物語の舞台となるアメストリスの東に位置するが、広大な砂漠が間を隔てているのであまり交流は無い。本編はこの国の者達が関与し始めた辺りから大きく動き始める為、物語中におけるターニングポイントと言える国である。
文化
公用語はアメストリスとは違って、シン人がアメストリス語を使うと語尾がカタカナになるなど少し訛る。原作ではシン語は漢字表記であり、吹き出しの中にある台詞は横書きになっていた。シンでは地脈の流れを読んで遠隔で錬成する特殊な錬金術・医療に特化した錬丹術が盛んに研究されており、アメストリス国内で錬金術が使えない区域でも錬成できるのが特徴である。
主要なシンの人物
余談
2003年10月のアニメには登場しなかったが、2009年4月のアニメから初めてこの国が登場した。
公式の漢字表記は不明。中国語版では「清」となっているが、英語版では「Xing(シン)」と綴られており、「清(Qīng、チン)」のピンインとは一致しない。
ちなみに「Xing」は中国語において「星(Xīng、シン)」と発音が同じである。