概要
ただし政府機関はプトラジャヤに移転している。
東南アジアにおける大都市の1つで、人口は約180万人。郊外は森林に囲まれ、中心部には超高層ビルが林立する。東南アジアでは比較的治安がよく、清潔である。
イギリス領マラヤ連合州の時代からの首都である。当初はセランゴール州に属していたが、1974年に連邦直轄領として州から分離された。
マレー系の国の首都であるが、人口の半数以上は中国系(華僑)であり、また、インド系(印僑)や白人も多く、国際都市と言えよう。ハイクラスホテルも多く、観光都市としても名を馳せる。
表記
ローマ字では「Kuala Lumpur」と表記、頭文字を取って「KL」と略される。カタカナに中黒を打つ場合は「クアラ・ルンプール」となる。漢字表記は「吉隆坡」であり、中国語で「ジーロンポー」、粤語で「ガッルンポー」と読む。
クアラルンプールとはマレー語で「泥が合流する場所」と言う意味があり、クラン川とゴンバック川が当地で合流することに由来する。
そのほか
1998年に超高層ビルのペトロナスツインタワー(高さ約452m)が完成。2003年に台北101に抜かれるまでは、世界一の高さを誇っていた。
2023年にはムルデカ118(高さ約679m)が完成。アラブ首長国連邦のブルジュ・ハリファに次いで世界で2番目に高い建造物となっている。
市を代表する空港はクアラルンプール国際空港。日本の空港では成田空港、羽田空港、関西国際空港、新千歳空港との間に直行便がある。