「センパー・ファーイ」
演:マイケル・カーデル
吹替:神谷浩史
概要
『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』の登場人物の1人。原作『仮面ライダー龍騎』の手塚海之に相当する。
本名はクリストファー・ラミレス。
強い愛国精神の持ち主であり、海軍士官の父親の期待に応える為に海兵隊を目指していたものの、健康診断で気管の疾患が見つかり、兵役に就けなくなってしまった。
国を守る事も出来ず父の期待を裏切った自分に落胆していた矢先、政府のエージェントを名乗るゼイビアックス将軍と出会い、ミラーモンスターから人々を守れと諭され仮面ライダースティングとなる。
頑固で融通が利かず、キット・テイラーやレンの説得を拒み続けていたが、マヤ・ヤングの仲介で説得に応じ共闘に転じた。だが病の影響で仮面ライダーに変身してからも喘息の発作に悩まされて長時間は戦えず、次第に自分がキット達の足手纏いになっていると考える様になる。
その後病状が悪化してドクターストップがかかってしまい、命を守る「海兵隊」としてどう生きるか悩んだ末、最後は仮面ライダーウイングナイトを仮面ライダーストライクのファイナルベントから庇ってベントされた。しかし、ベントする中でも誇りを失わず、上述の「センパー・ファーイ(Semper Fi)」(海兵隊のモットーで、ラテン語で「忠実であれ」という意味)の言葉と共に、敬礼したまま消滅した。
彼を救えなかった事はキットを深く後悔させ、非情の戦士として仮面ライダースピアーをベントする原因となった。
最終回でアドベント空間から救出され、ベンタラの技術で病気も無事に完治した。
余談
吹替の神谷浩史は『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』でゴーストイマジンの声を担当していた。
原作の手塚海之/仮面ライダーライアと同様に、ライダー同士が対立する中で主人公に協力する善人である。
クリスは頑固な性格故対立することもありつつ最後までキットの味方であり続けたが、原作の手塚はスピンオフの『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』で裏切り者となった。