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概要

体長35~50cm、尾長15~20㎝、体重0.8~3Kg。

食べ物はネズミトカゲ昆虫等。

アフリカ南部の草原砂漠に生息。

現在確認されている中では、最小のネコ科である。その名の通り、足の裏が黒く、毛が生えているのが特徴。ステップサバンナの開けた環境に棲んでいる。単独性がとても強く、でさえ殆ど一緒にいることはない。

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  • オアシス知らずの獣たち

    今年最後、オリジナル作品による書き納めになります。最後はどうしてもチャレンジしたかったんです。みなさま、良いお年を。 スナネコやフェネックがかっこかわいい話を書いてみたいと思い、なんとかギリギリ書きあげることができました。 以下が物語のあらすじです。  真野陽砂子は愛猫を溺愛しすぎるあまり、スマートフォンのモニター越しの愛猫の姿に夢中になり、事故死した。  死後、彼女は裁かれることになり、愛猫を愛しすぎたという理由で、畜生道へ堕ちることになった。彼女は畜生道の砂漠で、砂漠で生きる獣クロアシネコとして転生した。人間の時の記憶は名前すら虚ろなままで。  過酷な砂漠な環境の中、畜生道の砂漠の王スナネコのカウムディー、彼の相棒フェネックのキラナと出会う。  殺されたら、食われるという掟のみの弱肉強食の畜生道の世界。陽砂子はクロアシネコに宿った身体能力と微かに浮かぶある猫のビジョンによって、生き抜いていく。彼女の実力を認めたカウムディーとキラナは自分たちのそばに置き、「サンサーラ」という名を与える。  サンサーラ、カウムディー、キラナの三匹はこうして砂漠を生き抜き、王者として君臨しづけることになる。 ある時、畜生道唯一の脱出の手段である、光が現れたが、現状に満足していた彼らは当然拒否した。自分の命が尽きて、別の生物に転生するまで、楽しくあがき続けるのだった。 そして、彼らが畜生道に堕ちた訳も語らねばならない。サンサーラは愛猫に対し、恋人のような感覚で愛していたことが罪とされ、畜生道へ。キラナは人間の頃、妻以外に六人の女性と同時に不倫をしていた。そして、孤独死の果てに畜生道にて一匹のメス以外愛せない罰を受けた。つがいのメスと間に生まれた六匹の娘を殺された。殺したのは、カウムディーであった。彼の目的は自身の腹を満たすためのみだった。キラナは彼を殺しても、自分の戒めにならないと感じ、敢えて彼の相棒として生きる道を選んだのだった。
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