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概要編集

てんとう虫コミックス30巻及び、藤子・F・不二雄大全集13巻に収録「クロマキーでノビちゃんマン」に登場。


やり方は普通のクロマキー合成と変わらないが、ブルーバック上の人物がスパイ衛星から声付きの立体映像を映し出したり、画面上の人物の大きさを変えれて、実際の景色に映った人物もそれに合わせ変えることができる。


ちなみに2021年版では、ドラえもんの青い部分が透明になってしまうということからか、グリーンバックもセットの一つとして追加されていた。


ストーリー編集

急いで家に帰ろうとするのび太だったが、途中ジャイアンとスネ夫が仕掛けた縄に引っかかって転んでしまう。抗議をしても「ちゃんと前を見ないからだ」と言われてしまい、痛めた腰をさすりながら何とか帰宅し、毎週楽しみにしている『ミケちゃんマン』を見ようとしたが、テレビの前に着いた時には既に終盤になっていた。


番組を最後まで見たのび太はふと疑問を抱き、ミケちゃんマンの飛行はどのように撮影しているのかをドラえもんに尋ねた。するとドラえもんは、クロマキーという青いバックの前に別の景色を合わせる技術だと説明したが、実物を出して説明することにし、「クロマキーセット」を取り出した。


そしてまずスパイ衛星を飛ばして周りの景色を写させ、それをモニターに表示すると、ブルーバックを広げて自分をカメラでのび太に写させた。するとドラえもんが空を飛んでいる映像が出来上がり、更に窓の外には立体映像のドラえもんも飛んでいた。


早速のび太はこれを使ってジャイアンとスネ夫をからかうことにし、2人を発見するとブルーバックの前に立った自分の映像を、2人の前に出現させた。これにびっくりした2人はのび太に向かって行ったが、ドラえもんがスイッチを切ったためのび太は消えてしまい、勢い止まらず壁に衝突してしまった。


続いてのび太はマントを付けて「ノビちゃんマン」だと名乗り、2人の前で飛んで見せたが、かっこ悪いとバカにされてしまった。そこで大怪獣と戦う映像を作ることにし、ドラえもんにヒトデの着ぐるみを着てもらってらったが、等身大のまま出現してしまったのでミキサーの二つのダイヤルを操作し巨大化。続いてノビちゃんマンも同じく巨大化した状態で現れ、この2人による戦いが空地にて繰り広げられ、通りかかったしずかもそろってノビちゃんマンを応援。


そして途中でドラえもんが画面の外へ出て行ったことで、ノビちゃんマンが勝利したように見せることに成功。のび太も得意になって、これからは自分をバカにしないように忠告したが、そこへママがお使いを頼みにやってきてしまったので、のび太は「ぶち壊しだ」と困ってしまい、ジャイアン達も巨大化した彼女を見て開いた口がふさがらなかった。


アニメにおける原作との主な相違点編集

大山版は1988年3月4日に、水田版は2021年6月5日にそれぞれ放送している


1988年版編集

  • サブタイトルが「クロマキーセット」に変更。
  • 冒頭のび太は目覚ましを横に置いて裏山で昼寝をしていたが、後5分しかないと昼寝をやめて帰宅を急いだ。また、のび太を転ばせた後スネ夫はロープが自動車だったら今頃は死んでるぞ、感謝してもらわなくっちゃと言っている。
  • ママは帰宅した時のび太に宿題のことを聞いていて、のび太が昼寝に行ったのは、ドラえもんが押し入れの掃除をしたかったために勧めたからだった。
  • 最初に映像を合成した際、ドラえもんは前を向いていて、カメラを横にした際も下を向いていた。
  • のび太がジャイアンとスネ夫をからかうことを提案した際、ドラえもんはイタズラのための道具じゃないと言って反対したが、のび太から擦りむいた膝を見せられると共に経緯を説明をされると、そのひどい行いに怒って協力した。
  • のび太がママに頼んで風呂敷を貸してもらう下りが追加されている。
  • のび太は更にママからミカンをもらい、ジャイアンとスネ夫に投げつけるふりをして、これが石だったら大変なことになてんだぞと言って、仕返しをしている。ちなみにこのみかんが実際にどうなったかは不明。
  • ジャイアンとスネ夫はのび太に対抗するため、頭に鍋を被り手には竹刀を持っていた。
  • のび太が大怪獣と戦うことを思いついたのは、しずかにいいところを見せたかったからで、ドラえもんは後でどら焼きをおごってもらうことに誘われ怪獣役を引き受けた。そじて巨大化したのは、ジャイアンにヒトデ狸呼ばわりされて、しずかの前で恥をかかされたからだった。ちなみにジャイアン達を追いかけた際は「食べちゃうぞー!」と言って脅かしていた。
  • ジャイアンとスネ夫は巨大化したドラえもんに恐れをなして土管の中に隠れていて、のび太はドラえもんになぎ倒されるも、しずかからの応援で立ち上がり、最後はパンチでドラえもんを倒している。
  • ママはのび太がお使いを拒んだことなどで、パパに言いつけると言っていて、これに泣きだしたのび太を見てジャイアン達は「結局こうなるんだよな」と笑い出し、ドラえもんものび太を慰めながらお使いに行こうと言っている。

2021年版編集

  • ジャイアンとスネ夫が急いでいるのび太を縄で引っ掛けて転ばせる下りはカットされ、のび太が見ていたのは女性が紅茶を飲んで、そのおいしさから空へと舞い上がるというものに変更されている。またドラえもんの説明の中にはグリーンバックも追加されていて、のび太は青いバッグ、緑のバッグ、海苔巻きが混ざり合う様子を想像していた。
  • 上記の理由から、ドラえもんが部屋で広げたのはグリーンバックだった。
  • ジャイアンとスネ夫が衝突したのは電柱になっている。
  • ドラえもんが上記の理由で自分にはブルーバックが使えないことをのび太に説明したり、小さくなったのび太がまな板の上に出現してママを驚かせたり、サングラスをかけたドラえもんが通り掛かった警官の前で増殖して驚かせたりする下りが追加されている。
  • ノビちゃんマンを見た際のジャイアンのセリフは「間抜けだな」に変更されている。
  • ドラえもんは1988年版と同じく、「食べちゃうぞー!」と言って2人を追いかけている。
  • ジャイアンとスネ夫が逃げたのは河原で、この時しずかは女子友達とバトミントンをしていたようだった。そしてのび太は先ほどの機能を使ってドラえもんを2体に増やしていて、参上した際は「地球としずかちゃんの味方」と名乗っていた。更に気分を出すために背景を夕暮れの荒れ果てた町に変えていて、最終的にはノビノビームで怪獣をやっつけている。

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