概要
1963年11月21日、ジョン・F・ケネディ大統領は遊説のためテキサス州へ向かった。これは翌年の大統領選挙を見据えたもので、リベラル派のケネディとしては保守派の多いテキサス州にてこ入れをする意味合いがあったとされる。
22日昼ダラスに到着したケネディは、リムジンの最後列にジャクリーン夫人と共に乗り込み(前列はシークレットサービスが2人、中列にはテキサス州知事ジョン・コナリー夫妻が乗った)、市内へのパレードへ出発した。
12時30分、テキサス教科書倉庫ビル前に差し掛かったところで銃声がとどろき、2発がケネディの頚部と頭部に命中した。ケネディはすぐに病院へ移送されたものの、12時50分に死亡が確認された。
犯人は教科書倉庫ビルの従業員であるリー・ハーヴェイ・オズワルドであった。彼は13時40分に逮捕されたもののケネディ殺害を否定し続け、24日に移送中のところをナイトクラブ経営者のジャック・ルビーに銃撃され死亡した。ルビーは4年後の1967年に獄中死したが、ケネディ、オズワルド、ルビーが死亡宣告を受けたのは、同じ病院であった。
22日14時、ケネディの遺体を載せたエアフォースワンはダラスを離れてワシントンD.C.へ向かったが、移動の機中でリンドン・ジョンソン副大統領が大統領就任宣誓を行い、第36代大統領に就任した。
25日、国葬が行われアーリントン国立墓地に埋葬された。
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ロバート・ケネディ：ジョンの弟で当時の司法長官。5年後の1968年に暗殺される。
エイブラハム・リンカーン、ジェームズ・ガーフィールド、ウィリアム・マッキンリー:暗殺されたアメリカ大統領
セオドア・ルーズベルト、ロナルド・レーガン：暗殺未遂事件で負傷した大統領(ルーズベルトは大統領選挙中の事件)。
ルパン三世 アルカトラズコネクション：本事件を扱った作品。ただし、経緯や状況が史実とは異なっている。
