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概要

それはアニメ版のドッキリ企画で起きた騒動。これの影響でニコ動で放送されていたアニメコメント欄が炎上、コメント表示をしているとまともに観覧は出来ない状況であった(パワハラいじめという多くの批判で炎上した一連のこともいう)。

2012年6月24日に行われたアニメ『ココロコネクト』の第1話のAパートのみをTV放送に先駆けて放映する「先行上映会」の一環で行われた企画であり、制作側が声優市来光弘をアニメオリジナルキャラのオーディションと題し、それに合格したと告げたのだ。しかしドッキリ企画というだけあってそれは嘘であった…。

実際は宣伝部長という役職で、その後彼は宣伝企画のために全国を行脚することとなる。

上記の通り、一応役は貰えている他、企画達成によるご褒美などアフターフォローはそれなりにされており、全体として見れば、それほど悪辣な企画であったという訳ではない

しかし、演出が悪く、傍目から見ればその内容は市来に対するいじめ、ないしはパワハラの様に映ったため、イベントの数ヶ月後以降にネット上で炎上した。

本件が騒がれた背景には、2012年8月末にOPを担当していたeufoniusの作曲・キーボード担当の菊地創のTwitterアカウントが炎上・凍結した際に、それに付随する形で本件が取り上げられたことにある。

そのため、攻撃はドッキリやその企画者だけでなく、イベント・ラジオに居合わせた声優陣や作品そのものにまで及び、様々な拡大解釈や言い掛かりが横行した。

さらにこの騒動に対して公式側が曖昧な態度で応対したことも騒動を加熱させる一因となった。

その後、被害者とされていた市来を含めた声優陣から謝罪文がそれぞれ出され、「ココロコネクト制作委員会」名義で製作側も謝罪を行ったことで事態は沈静化した。

しかし、本件により「ココロコネクトといえばドッキリ」という大きな風評被害を受けてしまい作品イメージを著しく損なわれ、その後のメディア展開が潰れてしまったために一連の騒動を嫌うファンは多い。

また、これに伴ってかeufoniusとのタイアップが打切られ、BD収録予定であった市来出演企画もカットされた。さらにそれに伴いBD/DVD及びゲーム版発売が遅れることとなった。

なお、炎上自体は沈静化したのであるが、

  • ココロコネクトに多大な風評被害を与えてメディア展開を潰した
  • 問題の企画の責任者であるキングレコードスターチャイルドレーベルのプロデューサー山中隆弘が問題の発覚以降、ガン逃げを決め込み、自身の名義で公的な謝罪をしていない
    • これは山中が以前起こしたやらかしにより、多くのオタクから悪印象を持たれていたことも影響している
    • なお、山中が自身の名義できちんとした謝罪文を出してさえいれば炎上の被害は最小限に抑えられただろうというのが大方の見方
  • 責任者が謝罪していないにもかかわらず、この手の炎上における最大の禁じ手である声優の盾を使った
  • 事件のほとぼりが覚めたタイミングでニコニコ大百科該当記事において何者かが製作側に都合のいい記述を大幅に残して都合の悪い記述を徹底的に削除するという火消し工作めいた編集がなされた
    • このせいで該当記事は記述された情報がバラつき、何故炎上が起こったかなどが分かりにくく、非常に読み辛いものとなってしまっている

といった点から、炎上からかなりの時間が経った現在においても事件を知る人間から許されたとは言い難い状態が続いている。

この一連の炎上騒動によって、当アニメの音楽プロデュースを担当していたスターチャイルドも多大なダメージを受け、主題歌を担当していたeufoniusは当レーベルからの仕事がなくなり、山中も後にキングレコードを退社。当レーベルJ-POP部門(ももいろクローバーZなどが所属)も独立しEVILLINERECORDSを立上げ。そして、2016年2月限りで第3クリエイティブと統合しアミューズメントクリエイティブ本部を発足する顛末を招いた。

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ココロコネクト事件
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