概要
週刊ヤングジャンプ(集英社)にて1996年から2002年まで連載された、熊谷カズヒロ作の、架空の歴史をたどったスチームパンクな幕末を舞台とした時代劇風の漫画である。全7巻。
アニメは、2004年10月から12月にかけてテレビ朝日系列局の一部で放送された。全12話。アニメーション制作はエッグ。
続編として明治時代を舞台にした『サムライガン月光』も刊行されている。全4巻。
サムライガンとは?
1800年代。いずれ幕末と呼ばれる事になるかもしれない日本。荒んだ時勢の中、暗躍する謎の集団があった。連発銃などの武器を装備し、黒い仮面に鉄兜の如き装束を纏い、常人とかけ離れた身体能力を持つ彼らはサムライガン。評議会からの「光の下 影のもと その悪を討て」という使命を受け暗躍するサムライガンは、幕府より「黒い逆賊」と呼ばれ恐れられていた。彼らの活躍は記録に遺されていない。
初期養成型サムライガン
一号丸から十一号丸までが相当。幼少時に評議会に連れてこられ、戦闘術を叩き込まれている。
鍼灸術などの処理が施され隻眼で性的不能。戦闘能力は常人を遥かに超える。
養成中に何らかの洗脳処理を施されている事に気づき、評議会に離反することとなる。
量産型サムライガン
初期養成型は狂暴性があるなど様々な問題があり、十二号丸以降は西洋技術を折衷した「量産型」となった。初期養成型に比べると戦闘能力は著しく劣る。
登場人物
サムライガン
評議会
幕府
その他
主題歌
オープニングテーマ
「SamuraiCrew」
作詞 - SOTARO / 作曲・編曲・歌 - ZZ
エンディングテーマ
「いえないコトバ」
作詞 - Kenn Kato / 作曲 - 菊池一仁 / 編曲 - ats- / 歌 - 嘉陽愛子
挿入歌
「ずっと…一緒」
作詞 - 海老根祐子 / 作曲 - 畠中司 / 編曲 - 安藤高弘 / 歌 - 茅原実里
余談
- サムライガンの用いる「侍銃」はリボルバーではなく自動拳銃で、江戸時代を通じ日本で独自に発達したものとされている。ほとんどがティルトバレル式ショートリコイルを採用しているが、牧史郎衛門の侍銃四七七のみプロップアップ式ショートリコイル。
- 評議会の用いる洗脳装置「イントナルモーリ」は19世紀のイタリアの画家/作曲家のルイージ・ルッソロが制作した騒音機械「イントナルモーリ」から。