シエシス
しえしす
グランブルファンタジーに登場する十天衆の頭目シエテと同じく十天衆のシスのカップリング。
一見すると陽気な世話焼きお兄さんと無口なクール系男子だが、実際には一癖も二癖もある読めない男と実直だが(ある意味で)人見知りを拗らせた男というどちらにしても対照的な二人。
元々シエテ本人が直接勧誘したこともあり、シスを見守っているかのような描写は多い。
シスの方は普段素っ気ないものの、何かあれば最初にシエテに相談しているため信頼はしているようだ。
プロフィール
経歴
シエテはウーノと共に十天衆を立ち上げ、シスを強いからという理由で勧誘している。(ちなみに『強いから』だけでは十天衆に加入できないであろうということは後のイベントで判明しつつある)
シエテの方はほぼ本心を語らないこともありわからない部分が多いが、シスの方は自分の思いを伝える際には素直に話す傾向があるため考えがわかりやすい。根が素直なせいでシエテによく揶揄われている。
基本誰に対しても突っかかったりはしないシスが、シエテに対してだけは割と塩対応になることがある。それはおそらく揶揄われることと真面目に話をしない点が原因なのだろうが、シスのように基本的には人見知り傾向のある性格だと、ある意味ではその塩対応こそが信頼の証とも言えそうである。
基本的に十天衆の情報は少なく、二人がどのようにして出会い、どのように勧誘したのかの詳細は明らかになってはいない。
判明しているシスの過去から考えれば、シエテが外に出てきていたシスを偶然見つけて捕まえるよりは、カルムの郷を探し出して本人と交渉した方が出会いの可能性としては高いのかもしれない。
(シスは幼少期に幽閉され続けており、殺すことに特化した教育を受けてきていた。一般的な知識がないことが多く、またその内向的な性格と唯一の安寧(彼曰く『あの男』)に囚われ続けていたからこそ一人で外に出て活動をしているとはなんとも考えにくいものがある)
シスが一族皆殺しという罪を抱えているにもかかわらず外部(『こくう、しんしん』時の秩序の騎空団など)から裁かれずに済んでいるのは十天衆という肩書きがあるからだろう。つまりは十天衆、さらに言えば勧誘をしたシエテに守られているとも考えられるのではなかろうか。
他にもシスのフェイトエピソードでは天星器『六崩拳』の言葉に動揺しつつあったが、何かが起こる前にシエテに遭遇し、彼の機転によって事は比較的穏やかに済んでいた。本人は飄々とした態度を取ってはいるものの、シスを見守っている様子が窺えるシーンは結構ある。
ちなみにシエテのフェイトエピソードでシスを撃破するとシスは「一思いに殺せ」と言っている。他のキャラに負けたとてそのような事は言わないため、なんだかんだと言ってはいても特別な相手であることは確かなようだ。
イベント
共演したイベントは『サウザンド・バウンド』『こくう、しんしん』『全員あつまれ!十天衆湯けむり懇親会』『...and_you』。
- サウザンド・バウンド
【5th bout エピソード1】
シエテがシスを店に呼び出し、アルビオンで開催される武闘大会に出場するように依頼している。
これは単純に大会に出るだけではなく十天衆としての仕事として持ちかけているため、セリフでは濁しているが、おそらくは必要とあれば相手を始末しろということだったのだろう。
後にこのイベントに合わせたシス用スキンが実装されている。
説明に記載されている通り、シエテの力作である。
- こくう、しんしん
このイベントがシスの転換期であり、十天衆としても重要なイベントのため実際に内容を見て頂きたい。
シエテとシスのやり取りとして特に大きなものは以下の通り。
シスが『入神湯』という薬で暴走した際に、団長・シエテ・フュンフが協力して止めたが、その際、倒れたシスの体をシエテが受け止めている。
終盤には『十天衆としてではなくシス個人として』の決意を見せるため、シエテは新しい衣服の作成を依頼している。(これがシスの配布SSRの衣装である)
それ以外にも、頭目としてシスの思いを聞き入れている。
このイベントのラストバトルでは、ターン経過毎にシスから他の十天衆への思いがバフとして追加されるが、シエテへは『今日を与え明日を見せ過去と向き合わせてくれたことへの感謝』と表示される。
過去から現在そして未来まで、シスがこうして歩みを進められているのは少なからずシエテの影響があり、そしてそれを自覚している様子がうかがえる。
このイベントでシエテとフュンフの二人には散々世話になったと自覚しているシスは、その後の配布SSRでのエピソードでフュンフの名を出されれば動揺し、シエテの名を出されれば「シエテには絶対に言うな」と言って焦っていた。
ちなみに、6周年PVのラストにはシエテとシスが二人で語らっているボイスがあるのだが、本編にはない話のため、こちらも是非聴いて頂きたい。
参考:【グランブルーファンタジー】六周年記念シナリオイベント 予告篇
イベント終了後のイラストもシエテとシスの二人だった。
- 全員あつまれ!十天衆湯けむり懇親会
『こくう、しんしん』の後日談の要素がある。タイトル通り、十天衆全員+αの温泉旅行。
シエテとシスは最初からグランサイファーに乗っていたものと思われるため、集合場所では一緒に待っていた。
その後、数人に分かれて観光する際には団長一行とシエテ、シス、カトルはサンダードーム作りを体験していた。その際、シスはシエテの隣に座っている。
夕食時もシスはシエテから声を掛けられているため、近くに座っているものと思われる。
シスは仮面が外せないため他の面々と一緒に温泉には入ることができず、個別に入る事を先にシエテに伝えていたようだった。入浴時にシスの不在を気にしたカトルには、その旨をシエテが伝えている。
ビィたちから温泉の感想を聞いたシスは、夜遅くに一人で温泉に入る。入浴中に見た光景に違和感を覚え、その場所へ向かうとユリウスらが言い争っており、シスは街の異変に一早く気付くことになる。その後、街の防衛のためにシエテに手を貸して欲しいと助けを求めていた。
シエテ曰く「シスくんが俺を頼るなんて、今日はシスくん記念日だね!」とのこと。
- ...and_you
【第8話・エピソード2】
グランサイファー内に突然大量のスライムが発生し、その原因究明のためシエテたちが動き出す。
シスは団長の看病のため別行動中だったが、皆の話を聞いて合流しようとすると、シエテから「こっちのことは任せておいて」と室内に残るよう告げられる。シスはシエテに言われた通り「そちらは頼んだ」と返してしばらく待機することになった。
シスの返事の後、シエテは「ちゃちゃっと片付けてくるから、待っててね〜」と言い、その後「ああ言っちゃったからにはお兄さん頑張らないとねぇ」と呟いていた。
このイベント後の時系列に当たる配布シエテSSR(アナザー)のエピソードでは、シエテがカトルやエッセルから「どこまで知っていて何を隠しているのか」と責められるが、シスが「この男がこうなのは昔からだろう」と言って割って入っている。
続いて十天衆という役割がなければ何をしたいのかという話題になり、フュンフがお菓子屋さんをしたいと言い出したところで経営面で皆が不安がるが、保護者としてオクトーがいることを踏まえシエテが「……何とかなる気がしてきた」と言うとシスは「確かに……」とシエテの意見に素直に同意していた。
フェイトエピソード
十天衆関連のフェイトエピソード以外ではアイルやムゲンなどのエピソードにも登場しており、何かと絡んでいる。(どちらかといえばシエテの方が絡んでいる)
- アイル(最終エピソード)
シスが以前、イベント『サウザンド・バウンド』で戦ったアイルに対し、「何に怯え、何を焦っているのか」と問い掛ける。一連の様子を見ていたシエテは「シスくんが誰かにそんな風に声を掛けるなんて珍しくない?」と言っていた。
なお、この一件は後のイベント『...and_you』後(つまりは数年経って)もシエテに「案外面倒見がいいんだよね」と弄られ続けている。
- ムゲン(リミテッド)
『楽しいこと』について十天衆に聴いて回るムゲンに対し、シエテは「シスにはもう聞いてみた?あいつも街にいるよ」と言って誘導している。どこにいるのかも把握している様子だった。
その他
- シエテは衣服にこだわりを持っており、自分の服にも力を入れているが、シスの服にもかなり力を注いでいる。シスのスキン『マスク・ブルクレー』は彼の力作。イベント配布SSRの衣装もシエテ発案である。
- シエテは普段「シス君(くん)」と呼んでいるが、「シス」と普通に呼ぶ時もある。シエテが十天衆の中で現在頻繁に敬称をつけているのはシスくらいのものである。二人称は「お前」。「キミ」と呼んだこともあるがごく稀である。余談だが、英語版ではシスを「kitty cat」と呼んで煽った事がある。シスの方からは基本的に「シエテ」と呼び捨てで、二人称は「貴様」または「お前」。
- 『こくう、しんしん』のエクストラストーリー『十天衆の忘れ物』では、十天衆全員の特徴がルリアのノートに書かれており、それを読み上げる話となっている。シエテの項目を見てルリアが「自分のことだけ真面目に書いてくれなかった」と言っていることから、このノートに記載したのはシエテだと判明している。シスの項目には「宵闇に棲まう孤高の刺客、必殺にして必生の極意で、違わず首級を獲り主に捧ぐ」と書かれている。おそらくはこれがシエテからのシスの能力評価になるのだろう。
- シスを十天衆に引き込んだのはシエテだが、厄介ごとに巻き込むのもまた彼である。(『全員あつまれ!十天衆湯けむり懇親会』のマッサージ等)
- GBVSではシエテは実装されていないが、シスの技の説明役となっている。リリンクの方ではシスが実装されていないが、シエテにシスの真似をするエモートがある。
- グラブルフェスのオフィシャルキャストは二人とも同性のため何かと距離が近い。シスが投げ捨てたマントを慌てて拾い上げるシエテのシーンは毎度恒例になっている。
- ちなみに、シエテが不在の際にはソーンがシスのマントを管理していたが、彼女に対しては投げ捨てず手渡ししていた。ソーンがシスにマントを身に着けさせる際には、シエテの時とは違い少し遠慮をしているような素振りを見せていた。(シエテ相手だと一切遠慮がない)
- シスはファンサービスが控えめだが、シエテに合図を送られ渋々前に出てポーズを決めていることがある。
- グラブルフェスのアトラクション『十天衆のテラ・ヘッドクォーター』を体験するとノベルティが貰えるが、『シスの動体視力トレーニング』ではシスの特典にもかかわらずシエテも一緒に描かれている(ビィとルリアもいる)。また『サラーサのニオ落とし』では十天衆全員がアトラクションを楽しむ様子が描かれたポストカードが貰えるが、シエテとシスは共にカード(神経衰弱)で遊んでいる。
- グラブルフェス2022-2023のアートブックには『全員あつまれ!十天衆湯けむり懇親会』を踏まえたスタッフの描き下ろしイラストが掲載されており、入浴中のシスの前でポーズを取る浴衣姿のシエテが描かれていた。シスは仮面を付けていないため、赤面して驚いている。
- グランサイファーキッチンのコラボメニューが少し似ている。シエテは好物のオムライスとイチゴパフェだが、シスはオムハヤシライスとマーブルイチゴアイスだった。
- 2024年11月16日からスタンプカードのポイント交換でもらえる石板に、シエテとシスが二人とも同時に追加されている。この景品は十天衆としては初である。店内にサンプルが展示されているが、番号が6と7の連番のため二人は隣に飾られている。
- 2024年に開催されたグラブルオーケストラでは、シスがシエテに肩を組まれて密着しているイラストがあった。(スタッフの描き下ろしで、会場でのみ見られたイラストである)
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間違いさがし。 愛について、耳年増になるくらい通うようになってたら良いよねっていう妄想。全て捏造。なんかラードゥガ出しがちですね。 前作までのいいねやブクマ、ありがとうございます。3,052文字pixiv小説作品- 郷のもの
捕らわれて、囚われて。
「郷のもの3」のあと、どうなったかをようやく書きました。 タイトルが不穏な感じですが、中身はほのぼの甘々です。 4/21→こせんば前に少しだけ加筆。6,711文字pixiv小説作品