概要
メソポタミアにおけるシュルシャガナ
メソポタミアの都市、ラガシュ市の都市神ニンギルスとババ女神の間に生まれた下位の神で長男、意味は「彼(ニンギルス)の愛する青年」。
グデアの神殿賛歌 シリンダーB 957~970行において、ニンギルスの神殿(エニンヌ神殿)内で最初に生まれた子供として、グデア王によって祀られたことが語られている。
また、キシュ市の都市神ザババの持つ武器のうち、イガリマと並ぶ一振の名前でもある。
(イガリマ参照)
シンフォギアシリーズにおけるシュルシャガナ
ザババ神の武器として登場。
月読調の扱うギアとして登場、肉体を伐り刻む紅き鋸(メイン画像)。
Fateシリーズにおけるシュルシャガナ
プリズマ☆イリヤにて登場。子ギルの王の財宝に貯蔵してあった宝具『万海灼き祓う暁の水平』と、美遊兄の投影品『絶・万海灼き祓う暁の水平』の二種類が登場。
オリジナルの方は神造兵装のため投影品の方は形だけのハリボテだが、とても巨大なため実戦でも充分使えると思われる。
参考文献
「筑摩世界文学体系1 古代オリエント集」三笠宮崇仁、杉勇編 筑摩書房
「古代メソポタミアの神々」監修:三笠宮崇仁 岡田明子、小林登志子共著 集英社
「Gods Demons and Symbols of Ancient Mesopotamia」 University of Texas Press
「The Electronic Text Corpus of Sumerian Literature」英国オックスフォード大学 シュメル文学電子化プロジェクト
「Ancient Mesopotamian Gods, Superstition, philosophy, theology」W.G.Lambert 1990