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分類編集

和名セオイカナエグモ
科目ショイグモ科
脚幅54mm

解説編集

ピクミン2』から登場。普段は草の汁を吸っているおとなしい虫。

名前通りクモ型だが、ダマグモの属するダマグモ科に対し、こちらは『ショイグモ科』に分類され、いずれも『セオイカナエグモ』の和名を持つ。


他の生物の死体や『お宝』を背負う(しょう)事で体を防御する習性があり、小さい体ながらチャッピーすら乗せて平然と歩き回れる。死体は餌にするためではなく、たまたま近くにあるものを利用しているだけ。また背負った物に合わせて性格が変わるらしい。


意外と温度や環境の変化に強いのか多くの種が地下に生息しており、ピクミンシリーズの中でも割と亜種が多い。どれも遺伝子に大きな差異はなく、発生の段階でそれぞれのタイプに分化した同種であり体色は共生する細菌の種類によって変わる。


物を背負った場合は攻撃してもダメージは与えられず、背負った物を落とすまで叩きまくる必要がある。

耐久力はそれほどないが、体が小さいのでピクミンを投げて当てるのはやや難しく、隊列指示で取り付かせてもあまりダメージが入らない。確実に当てるなら真下に潜り込んで投げるのが良い。

また、オリマーたちが直接殴るのも有効。しばらく攻撃していると炎や電撃等の各属性攻撃で反撃してくるが、探索が進めば耐性装備が入手できるので、耐性持ちの各ピクミンをいちいち用意したり無視して速攻撃破を狙うよりも楽に倒せる(特にキショイグモ)。


なお大型のお宝を運搬中のピクミンごと持ち運ばれた場合、集合指示を掛けてしまうとステージ外や壁の中へ落下死してしまう恐れがあるため余程周囲に危険がない限りは呼び戻さない方が無難。


サクレショイグモを除く下記の3種は『ピクミン4』で再登場しているが、「ムラサキショイグモ」のみ毒のイメージカラー変更に伴い「ミドリショイグモ」に差し替えられた。


種類編集

  • ベニショイグモ

学名Mandarachnia napalmens

赤いショイグモ。

外敵が迫ると火打ち石の要領でアゴを打ち鳴らし、吐き出したガスに引火させて炎に変える。


体の色はきめ細かい繊維が幾重にも重なって、一つの色を作り上げている。


ルーイメモでは「古くなると自然発火するため、早めに食べる事」を推奨されている。

海外版ではサラダ用の細切れベーコン代わりになる他、すり潰してスパイシーな味を楽しむらしい。


  • キショイグモ

学名Mandarachnia volticula

黄色いショイグモ。

危険を感じると体内の帯電器官を活性化させ、自身の足元に放電する。

電気属性が即死な『2』では他のショイグモより危険性が高い。

なお、絶対に『キショい』と言ってはいけない。


ルーイメモによると「カリカリに揚げたものにレモンをかけて頂く」とおいしい模様。

海外版では生のまま寿司にするが、専門家に調理してもらわないと食べる時に世界滅亡に例えられる程の電気爆発が起こるらしい。


  • ルリショイグモ

学名Mandarachnia sulfurnid(2)、Mandarachnia aquadis(Switch版2以降)

青いショイグモ。

防衛の為に体液を吐き出すが、これには金属の酸化(錆)を促す成分が含まれているらしい。

そのためオリマー達が被ると宇宙服に支障が起き、一瞬動けなくなってしまう。電気や炎と違い耐性装備は無いので、食らうと確定でスタンする。


ルーイメモによると、「他のショイグモ系統よりも味が薄いので塩を多めにかけて調理する」といいそうだ。

海外版では食用価値は無い。食べると熱狂的な皿洗いさながらの腕の震えの症状が出るとのこと。


  • ムラサキショイグモ

学名Mandarachnia pungetis

紫色のショイグモ。

体内に溜まるニ種類の液体を混ぜ、毒ガスとして吐く事ができる。

一番の特徴はタフネスで、なんと体力が他のショイグモの2倍以上(他のショイグモが150なのに対してムラサキショイグモは350) もある。ピクミンだけでなくショイグモも紫は強かった

このような能力設定なのは毒攻撃が他の属性攻撃よりも弱い(オリマーたちの宇宙服は最初から有毒の気体を遮断する性能を有している)からだと思われる。


じっくり落ち着いて敵を倒せる本編はともかく、手早く敵を倒す事が求められるチャレンジモードではキショイグモ以上の難敵として立ち塞がる。


ルーイメモでは、「少々火にかけた程度では体内のガス成分が抜け切らないので、食用にはむかない」とのこと。海外版もほぼ同文。


ミドリショイグモのせいで『2』組だと他の三属性ショイグモが『4』に続投する中、ムラサキだけ(厳密にはサクレもいるが)リストラされてしまった。

しかし、ミドリショイグモの図鑑ではダルメッシュに「以前は紫色の子もいたらしい」と解説されており、一応存在自体は匂わされているだけリストラ組の中ではそれなりに気にかけて貰えた立場と言える(なんなら最早10年以上音沙汰ないキャラもいたりする)。


  • ミドリショイグモ

学名Manarachnia venenum

『4』にて初登場した新種のショイグモで、毒のイメージカラーが緑になったのを伴いムラサキショイグモから差し替えられる形で登場した。説明文も殆どムラサキと同じであり、能力も殆ど変わらないが、体力は他のショイグモと共通になった。


しかし、一部の地下洞窟では後述のサクレショイグモよろしく爆弾岩を自前で背負っている個体もおり、面倒さは『2』のムラサキよりも向上している。爆弾を背負った個体はやはり自分からプレイヤーに接近してくるが、恐らくサクレショイグモと同様に爆弾岩を背負った影響で攻撃性が著しく通常のミドリショイグモより上がってしまった物と思われる。


  • ハクショイグモ

学名Mandarachnia glacies

白いショイグモ。『4』で初登場。

寒冷地に生息しているために共生する細菌の働きが鈍く、元々の白い体色のままになっている。危険を感じると冷気ガスを吐いて反撃する。低温に適応しているため、氷ピクミンの凍結が通用しないという点では他のショイグモより面倒か。ちなみに温暖な地でベニショイグモの好む餌を与え続けると、桃色のハクショイグモになることが確認されているらしい。現実世界のザリガニ同様、食べるもので色が変わるようだ。


ルーイメモによると「脚に果汁を染み込ませることでアイスバーとして食べる事ができる」らしい。

海外版でもほぼ同文。


  • サクレショイグモ

学名Mandarachnia explodus

バクダン岩を背負い、黒い体に黄色と黒の縞模様の足を持つショイグモ。

いきなり上から落ちてきてオリマー達を追いかけ回し、一定時間後に自爆して息絶える。(この時、HPゲージが自爆までのカウント代わりになる)何の為に生きているのかという種だが、これも背負った者の宿命だろう。


ルーイメモによると、「軽く炒める。辛さと口の中でパチパチとはじける感覚がマッチして絶品」なんだそう。

海外版では舌に乗せると燃え上がるので、冒険的でアスベストの舌を持つ人だけが食べられるとのこと。


ちなみに、図鑑モードではピクピクニンジンを延々と投げ続けると待機状態から歩き回った後爆発するが、爆発の寸前にゲキニガスプレーで石化させるとゲームがフリーズする。(データが壊れる可能性があるので要注意)

『4』では通常種のショイグモもバクダン岩を運んでいる個体がいるためか、それらに統合される形でリストラされた。最初からバクダン岩を背負ってる個体がいるほか、何も背負っていないショイグモに爆発物を投げ与えると、それを背負ってプレイヤーに向かってくるようになる。『2』の生物図鑑で述べられていたものの本編ではバクダン岩を背負うことは無かったが、『4』に至って遂に実現したため、トテツチホカシと同様今後のシリーズでの存在意義が非常に危うくなってしまった。


ショイグモ科最大の種。当該記事を参照のこと。


関連タグ編集

ピクミン2 ピクミンシリーズの原生生物一覧

ダマグモ科:ピクミンシリーズの蜘蛛繋がり。

ヘラクレスオオヨロヒグモ

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