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概要

和名ショウジョウトンボ
学名Crocothemis servilia mariannae
分類蜻蛉目 不均翅亜目 トンボ上科 トンボ科 アカトンボ亜科 ショウジョウトンボ属 タイリクショウジョウトンボ種 ショウジョウトンボ亜種
体長4.4~5.6cm
分布域日本(北海道南部、本州四国九州種子島屋久島)、朝鮮半島中国南東部、シベリア

トンボの一種。全身真っ赤っかだが赤とんぼ(アカネ属)ではない。えぇ....(困惑)。まぁ亜科までは一緒なので類縁関係はそこまで遠くないが……。

真っ赤な体色が伝説上の怪物猩猩を思わせるところからこの名前がついたとされる。

分布域は日本と朝鮮半島や中国の一部。日本では北海道から九州まで広く分布し、街中の公園の池などでも極めて普通に見られる。

トカラ列島以南の南西諸島、台湾、東南アジア、インド~アフリカの一部、フロリダなどには別亜種のタイリクショウジョウトンボが分布し、外来種としてハワイに定着している。

生態

主に夏頃、平野部の池や水田、流れの緩やかな河川などの周辺で見られる。オスはよく縄張り争いをしており、空中で激しく争う。

ヤゴは浅瀬で水草や藻類の間に潜み、小型の水生昆虫やミジンコなどを食べて成長する。

羽化してから成熟するまでは体色が鮮やかな黄色で、胸部に白い筋がある。

成熟するとオスは全身真っ赤に、メスは黄褐色になる。

成熟するまでは水辺から離れた森や草地で生活する個体が多い。

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