概要
初登場はロックマンエグゼ4。一人称はオデ。
アジーナエリアに放棄されていた大量のジャンクデータが突然変異を起こして誕生したオペレーターを持たない特殊なネットナビ。
オペレーターを持たないうえ、ジャンクデータの寄せ集めであるため人格プログラムに不備が多く、台詞は漢字部分を除き全てカタカナ表記。
ゴミの塊を発射する「ジャンクキューブ」、ボルトを高速で撃ち出す「ボルトミサイル」、腕を伸ばして敵を押しつぶす「ジャンクプレス」が必殺技。
作中での活躍
ロックマンエグゼ4 トーナメント ブルームーン
大量のゴミをアジーナエリアに撒き散らし、様子を見にやってきたロックマンの体を乗っ取ってトーナメントを棄権させようと目論んだ。
ジャンクデータから作られたナビなため、時間の経過とともに身体が崩壊していくという時限爆弾を抱えている。そのため死ぬ前に自分の存在を世界に知らしめることを目的としてトーナメントに参加、戦いの舞台を死に場所にしようとしていた。
また、その容姿から周りから「バケモノ」と呼ばれて蔑まれ、孤独だったために他人に優しさや思いやりを向けることは一切なかった。
自らの死期を悟っていた故に心が荒んだ彼のためにロックマンがアジーナで「やさしさのデータ」を入手し、これを組み込むように言われるも、
「オデニハ優シサナド必要ナイ!!何故ナラ、生マレテカラ一度モ人ノ優シサヲ感ジタコトガナイカラナ!」
と叫び、データを握り潰し和解することを拒否。
もはや長く生きられない体でありながらもトーナメントとして正規のバトルを行うが力及ばず敗北、自分を一人のネットナビとして扱ってくれたことに感謝し、
「ヒ、光熱斗・・・、PETノ中ッテ・・・、温カインダナ・・・」
という最期の言葉を遺し、熱斗とロックマンに見守られながら満足げに、そして安らかに消滅した。
ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション
外見こそ不気味なままだが、心優しい性格になっている。オペレーターを持たないためか、オペレーターに捨てられることにひどく怯えている。そのため、他のナビを選んだ後にジャンクマンを選択すると、
「オ、オデハ捨テラレタンジャナインダナ!?」
と発言する。
ちなみに足はないが、ちゃんと移動できる。
ブレイク性能を持つジャンクプレスがなかなかに強力。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第二期AXESSで初登場。廃棄された衛星で誕生したナビで、スペースデブリを友達に見立てた孤独な生活を送っており、宇宙旅行に来た熱斗達と遭遇する。
巨大で豪華な城を拠点としているもののやいとには「私の城の方が出来がいいけどね」とマウントをとられた。
一度は人間を「ゴミを処分する=友達を奪う」と見なして熱斗やロックマン達と敵対するがダークロイドではなく和解、彼らの仲間になる。
その後リーガルの所有するステルス仕様の人工衛星侵入に一役かうことになり、熱斗達が人工衛星ごと地球に墜落しそうになった時は衛星をデブリで覆うことで大気圏突入時の摩擦熱から熱斗達を守り、最終決戦にも参戦している。
第四期ではグレイガ軍のゾアノロイドとして登場(第二期の方のナビとは別人である)。
こちらでは一人称は「オイラ」、語尾に「~ジャンク」と付け、声にエフェクトが掛からなくなっており、スクラップを好んで食べるなど性格がかなり変わっている。始めから獣化しているのかデザインが変わっており、手には鉤爪、下半身は列車のようになっている。獣化ウイルスに押してもらう事で素早く移動でき、チャージマンのクレイジーロコモーティブと互角に渡り合える。
列車やシロクニタウンを解体して基地の材料(および自分の食事)にするため獣化ウイルスと共に襲撃する。
ブルースと戦い、彼をHP切れまで追い込むがチャージマンが参戦した事で追い込まれ、時限爆弾を置いて透明化して逃亡する。
しかし、自分が仕掛けた時限爆弾を乗せた鉄国男の列車の体当たりを受けて爆発四散した。