バブルマン(ロックマンエグゼ)
ばぶるまんえぐぜ
CV:芝原チヤコ
一人称は『ポク』(読み間違えやすいが『ボク』ではない)。
オペレーターが居ない事を理由に虐められていた事を恨んでおり、何か大きな事件を起こして自分をバカにした連中を見返すためWWWに入る。
そんな境遇からか、同じ自律型ナビである兄貴分のドリルマンが数少ない理解者であった。
水中銃を連射する「アクアシュート」、穴パネルから触れると爆発する泡を大量発生させる「バブルパレード」、ロックマンを追跡する蟹「シオマネキ」、泡のようなバリア「バブルラップ」などが必殺技。
臆病なため、エリアの最後尾から前に出てくることはまずない。
さらに泡に武器を隠してロックマンの行動を制限するほか、障害物があればすぐに後ろに隠れてしまいなかなか攻撃を直撃させるのが難しい。
とはいえ対策方法は多く、障害物に落雷を落とす「サンダーボルト」がオススメ。あるいはエリアスチールで接近してから「アイスステージ」+「プラズマボール3」(+30などを追加選択しておくと良い)を設置しておくと楽に倒せる。「キラーセンサー」も有効。
あさだ版では消防設備に細工する悪事を行なった一方で、鷹岬版では悪役ではなく、正義感の強いが、金にがめつい情報屋として登場する。そちらでは一人称は「オレ」となっており、元はオペレーターはいたが、アクアマンと共に野良ナビとして生活している。
活躍
ロックマンエグゼ3
最新型食器浄水器「バブルウォッシュ」を全国に配り暴走させる事件を引き起こした。
臆病なうえに狡猾な性格でロックマンを相手にするとすぐに逃げ出し、普通のナビが渡れないような細い道を逃げ回り、ロックマンが追いかけてくると道を塞いだ上、突破できる術であるブレイクニードルを部下に渡して逃走させて逃げる時間を稼いだ。
部下がやられ、追い詰められたことでようやく戦闘を行う。ロックマンに敗北したあとは平謝りしている隙に逃走を図ろうとするもブルースの手によってデリートされる。
ちなみに「バブルウォッシュ」の事件は完全にバブルマンが独断で引き起こした事件であり、ワイリーはこの暴走でかなり機嫌が悪くなったらしい。
最終決戦時にワイリーの手によって強化復活し、ロックマンと再度戦闘を行った。
狡猾さは亡霊ナビ(V3)になっても健在で、出現条件がロックマンの体力が最大HPの1/4以下にまで減少した状態の時な為、強力な電気属性のバトルチップがないと苦戦は必至。
ロックマンエグゼ(アニメ)
第二期にて、初登場。自立型ネットナビに過ぎない原作と異なり、シェードマンの配下のダークロイドとなっている。
物語が進むにつれ、「ダークロイドを目指してはいるが、どこか間抜けで愛敬があり時折ロックマン達にも協力する憎めないキャラ」になっており、単なる小悪党の中ボス扱いだったゲーム版とは180度異なり扱いが良く出番が多い。
ダークロイドであるという設定の反面、原作に比べると戦闘力に関してはお世辞にも強いとは言えない。
バトルチップを殆ど使っていないロックマンやブルースはおろか、軍用ナビであるサーチマン、はたまたは究極プログラムを持たない普通のネットナビであるロールやガッツマンにも返り討ちでやられてしまっている等、悲惨な展開を見せる事が多い。
その為か、失敗する事が非常に多い上に失言も少なくなく、悪戯レベルの実害しかもたらしていない為に、ロックマン達からはあまり警戒されず、他のダークロイド達からも嘗められたり、鬱陶しがられる事も少なくない。
しかし、一概に無能という訳でも無く、ダークロイドを何度も負かしたロックマンだけが持つソウルユニゾンの力に着目し、それを自分達も手に入れようとしたが、「友情」を必要とする事から馴れ合いを嫌う他のダークロイド達には敬遠され、シェードマンからも「『友情』などというデータ化出来ん物を当てになど出来るか!」と叱責されてしまっている。
ただ、その過程にて、同じ水属性のアクアマンとアイスマンとは友達となり、以降も仲が良くなっている。
シェードマンを尊敬しており、自身を強化するべくダークチップを欲しているのだが、いざ手に入れても勿体ぶって貯めておくだけに留めており、それが災いして他のダークロイド達にあっさり横取りされてしまう事になっている等、結局一度もダークチップを使う事が出来なかった。
ただ、それが幸いしてダークチップ依存症に陥る事無く、また利害の一致から従っているに過ぎない他のダークロイドと違って本心からシェードマンへの忠誠心が強い為に、中盤ではDr.リーガルに関する探りを任される等、本人達は意識していないが実質的にシェードマンの右腕的存在となっていたりする。見かけによらず、いざとなれば役に立つ事もあり、実際にリーガルの潜伏先を突き止めるといった成果を出した事もある。
殆どのダークロイドがシェードマンを見限ってネビュラに寝返えった後も、最後までシェードマンに付き従っている。
レーザーマンとダークブルースに敗れたシェードマンが意識を失った後は、フォルテによってエネルギーを与えられた事でシェードマンが復活。電脳空間と現実世界を行き来する能力を持ったラッシュの存在をフォルテに聞かされ、シェードマンの命を受ける形でラッシュを拉致した後、科学省のバトルチップ開発システムで「ラッシュシンクロチップ」へと改造し、シェードマンを現実世界で実体化させる事に成功したが、その後シェードマンはレーザーマンとクロスフュージョンしたリーガルによってあっけなく殺されてしまう。
その後は、シェードマンの仇を討つとしてロールやガッツマン達に協力し、戦いが終わった後は、バラバラになったラッシュのデータをかき集め、復元させた上でロックマンやロール達に返却。彼等に謝罪して去っていった。
第三期でも引き続き登場。
ダークロイド最後の生き残りとなってからはその遺志を継ぎ、形は違えど世界をダークロイドの支配下に置く為に一人細々と活動する。
そんな中、シェードマンが探していたとされる電脳世界の奥底に眠る「宝」の存在をちらつかせてダークチップの再生産を目論んでいたネオWWWを利用しようと画策するも、彼等からは「とても仕事が出来るタイプには見えない」と評されて相手にされず、仕方なくアイスマンやアクアマンの協力を借りてそれらしいものを発見するも、追跡してきたマグネットマンの解析で、バグの欠片の結晶でしかなかった形で終わる。
しかし、砕かれた結晶の破片はアイスマンやアクアマンと共に三人の宝物として大切にされ、またこの話のラストにて、名人により、劇場版「光と闇の遺産」に登場するスペクトルの存在についての伏線が語られている(名人本人からも噂でしか無いと思われている)。
その後、レーザーマンにデリートされたはずだったシェードマンと再会。
パストトンネルを通り、20年前の電脳世界へ行くシェードマンを追った結果、その世界でダークロイドが電脳世界を支配し、自身と同型のダークロイドがダークロイド達の支配者となる形で歴史が変わってしまう。
しかし、ロックマンとカーネルの活躍により、歴史は元通りとなり、再びシェードマンが消え去り過去の世界に取り残されてしまった中、迂闊にデリートしてしまう事で歴史が変わってしまう可能性を考慮したカーネルの手により、コオリホウガンで氷漬けにされる状態で過ごす事になった。
第四期でも登場。
20年が経ち現在の時間軸にて復活するも、赤ん坊ナビであるトリルを連れて熱斗とロックマンの前に姿を現す。
後に獣化して暴れ回るロックマンが拘束されたのを見て、チャンスとばかりにミサイルを連射して攻撃したが、そのせいで拘束が解けてしまったためロールに蹴っ飛ばされてしまった。
最終回でも、ビヨンダードの影響で獣化ウイルスと共に実体化し、ダークロイド復興という建前にクロスフュージョンメンバーと共闘する形になる。
第五期にも度々登場。
ダークロイドの復興を目指しており、現実世界で実体化する形で細々と劣化版となる小型コピーロイドである「ミニーロイド」を売り歩き、復興の為の資金調達をして活動している。