ジャーファル
本名、ジャーファル・アル=バルマキー。
ジャーファル・イブン=ヤフヤー、またはジャーファル・イブン=ヤフヤー・イブン=ハーリド・イブン=バルマクとも呼ばれる。
アッバース朝の宰相ヤフヤー・イブン=ハーリドの次男で、父や兄のファドルと共にアッバース朝第5代目カリフ、ハールーン・アッ=ラシードに仕えた。
兄ファドルはハールーンの乳兄弟で、ハールーンの母ハイズラーンとハールーンの乳母であるファドルとジャアファルの母とは非常に親しかったとされる。
その人柄は謹厳実直な兄のファドルとは異なり闊達で洒脱で機知に富んでいたという。ハールーンは後に妹のアッバーサを彼に嫁がせたぐらいである。
上述の通り王とは寝食を共にする程親しかったが、ある日唐突に一門は徹底的に粛清される。
王がこの粛清を命じた理由はいまだ定かではないがジャーファル自身は首斬り役マスルールによって処刑された。
『千夜一夜物語』
創作の『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』には、しばしば教王ハールーン・アッ=ラシード、大臣ジャアファル、太刀持ちマスルールの三人組で登場する。
身分を隠してバグダードの街を微行する気さくな主従として描かれ、民衆からの人気が高かったことを窺わせる。
『千夜一夜物語』でも没したジャアファルを悼み嘆く民衆の話が存在する。
関連タグ
ジャーファル(マギ)
週刊少年サンデー連載の『マギ』の登場人物。
pixivではこちらの意味で使われる。
プロフィール
出身地 | 不明 |
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立場 | 八人将、シンドリア王国政務官 |
年齢 | 30歳(初登場時25歳) |
身長 | 172cm |
体重 | 65kg |
家族構成 | 無し |
特技 | 暗殺術 |
趣味 | 仕事 |
好きな食べ物 | コーヒー |
嫌いな食べ物 | 酒 |
好きなタイプ | シンドリアに貢献してくれる女性 |
嫌いなタイプ | 忠誠心のない従者 |
好きな休日の過ごし方 | 明日の分の仕事をする |
悩みごと | 酒ぐせが悪いと言われるが、記憶がない |
弱点 | 怒りっぽい |
CV:櫻井孝宏
概要
シンドリア王国、八人将の一人。政務官。
シンドバッドの第一の側近にして眷属であり、八人将の中でも最古参の域に入る。
本編では、バルバッド編にてシンドバッド王の従者としてマスルールと共に登場した。
カフィーヤ(クーフィーヤ)で隠れているが、髪は短い。
エプロンのような前掛けはシンドリアの文官が付ける、インク汚れを防ぐためのもの。
穏やかな性格の常識人だが、怒らせると怖い。
やや心配性気味で、ボケの多い周囲に仕事の絶えないツッコミ役。
頭の良いキャラとして、作中では解説係を担当していることも多い。
シンドバッドのせいでいつも気苦労が絶えないが、主君に対する忠誠は本物で、何も知らない他人にシンドバッドを侮辱されると我を忘れて刃を向けるほど激昂してしまう。
ただ、そんな風に深い忠誠を捧げている一方で彼の酒癖・女癖に関してはまったく信用しておらず、問題が生じる度に頭を痛めている。
普段は政務に携わっているが、戦闘でも大いに活躍する。
武器は、赤く長い縄の先に刃物が付いた、縄鏢に似た二本の眷属器「双蛇鏢(バララーク・セイ)」。
普段袖に隠れている腕には、その縄がぐるぐると巻きつけてある。
年少者を危険事に関わらせるのを好まなかったりと、何かと子供を甘やかしがちな性質。
アラジンとモルジアナが戦いに参加することにも、当初は強く反対していた。
また、第77夜で主人公たちが規格外の大変貌を遂げた原因の一端も担っていたようである。
おかげでファンからは、お母さん呼ばわりされる始末。
作者のものと思われる手書きブログでは、仕事が趣味で普段から官服を着ているため、私服は14歳の時にシンドバッドからもらった1着(もう小さくて着られない)だけしか持っていないという描写があった。
他のメインキャラの中でも一番持っている私服の数が少ないらしい。
その過去は、暗殺者としてシンドバッドの命を狙っていた存在。
愛用の武器も、本来は暗殺具として扱われていたものである。
穏やかな表情が多い今でも、本気で怒った時などには当時の表情が見え隠れする。
詳しい事情は本編では語られていないが、『シンドバッドの冒険』にてその経緯が語られつつある。
また、幼少の頃はぶっちゃけ患っていたようである。
おかげで、一部では当時を「元ヤン時代」と呼ばれる始末。
16巻ペーパー及びBSにてその様子を垣間見ることができる。
関連イラスト
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ディズニーのアラジンに登場するキャラクターで、ジャーファル同様ジャーファル・アル=バルマキーをモデルとしているが王に対する忠誠は全くない悪役