概要
『動物戦隊ジュウオウジャー』第20話において、視聴者が受けた衝撃である。
恐るべき強敵として登場しながら、風切大和の熱意に心を動かされ、第19話にて本来の心を取り戻したジュウオウザワールド。
その素体が門藤操という青年であることが判明し、続く第20話が初めての共闘編ということになった。
悪役時代にジュウオウジャーを畏怖せしめた圧倒的な戦闘力と、冷徹でニヒルな戦いぶりから、素体となった操もまた、クールで孤高なキャラだと予想した視聴者はさぞ多かったに違いない。
しかし蓋を開けてみれば…………
過去の行いへの自責があるとはいえ「俺に○○の資格はない」とあまりに卑屈で、服を着る事から食事をもらう事まで拒否し、すぐにいじけてしまう後ろ向きで面倒な性格の人物と判明。
自らが「命を奪った」と悔いている3人のジューマンの妄想に苛まれ、どうにか戦いを決意して勝利を飾った後も度々ささいな事でメンタルの弱さを露呈するなど、ここまで色んな意味で残念な性格のキャラクターだとは視聴者も思わなかっただろう。
思えば、追加戦士で「共闘前はクールだが、仲間に入ったらポンコツ化する」というのは、スーパー戦隊シリーズよりもニチアサの別シリーズに近いパターンであった。
逆に言うと、これを乗り越えて操がどう成長していくかがストーリーの鍵を握っているということであり、その意味でも今後の展開を楽しみと思わせたのも事実であった。
5年後放送された『機界戦隊ゼンカイジャー』第35話でゼンカイジャーの追加戦士ツーカイザーがジュウオウジャーのセンタイギアの力を借り敵を倒したが、巨大戦時にロボを呼ぼうとしたが、反応せず駆け込むと突然ネガティブ嗜好になり体育座りをしているパロディを見せた(妹曰く副作用) 。
関連タグ
オリオン座のエデン アリアを喪い同じ体育座りで閉ざしてしまった繋がり