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概要編集

正式商品名は「超高速光線銃ジリオン」である。


1986年から1988年に掛けてセガ・エンタープライゼス(現・セガサミー)発売された高速光線銃の玩具であり、赤外線センサーを応用した玩具であった。


歴史編集

1986年にノンマスコミ玩具として発売。初代ジリオンは電池パックにコードを繋げたもので、外装もシンプルで、ターゲットセンサーも未来的なデザインであった。イメージCMのキャラクターはスターウォーズストームトルーパーを連想する様なデザインであった。


当時はBB弾を使用するモデルガンが問題になっていただけに、ユーザーからは概ね好評に迎え入れられ、子供だけでなく、当時の若者層からも支持を受けた。只、電池パックが断線し易く、使い難い欠点も有していた。


1987年にジリオンを題材にしたアニメ「赤い光弾ジリオン」を放送し、TVアニメ開始と同時にジリオンのモデルチェンジを決定。

二代目ジリオンは電池パックをグリップに仕込むコードレスとなり、さらにターゲットセンサーも心臓部の一つのみ(初代は両胸にあった)に減らしたのでコストダウンに繋がり、価格が下がった為、更なる購買が期待された。


しかし、「赤い光弾ジリオン」は好評だったにもかかわらず、当時のタツノコプロの事情で新作が全31話しか製作出来ず、本放送中に再放送を挟んだりや、当初から全31話の予定だったので放送延長が出来なかった為、放送終了後に一部地域で再放送する等の苦肉の策が取られるも、在庫が余ってしまう。


1988年に放送された「超音戦士ボーグマン」にも、ソニックガンに改名され再登場したが、商品の方は大人の事情でジリオン光線銃を名乗っていた。此方は関連商品の売上不振、及び視聴率低迷で3クール短縮打ち切りとなり、同時にジリオン光線銃の発売も終了となった。…かに見えたが。


1996年にジリオン光線銃のシステムを流用したバーチャルシューティングが発売されるも、大きなムーブメントを起こす事なく姿を消した。(システムは二代目のものを再利用)


余談編集

  • 実はジリオン光線銃のシステムを流用した商品は他社にもあり、しかもジリオンをマスコミ展開していた時に発売しており、恐らくセガからOEMで発売した物と思われる。詳細は失念したが、ジリオン光線銃が拳銃形に対し、その商品はサブマシンガン形だった事は覚えている。
  • ジリオン(光線銃)マスコミ玩具化は賛否両論だったと言え、「ノンマスコミ玩具のままだったらもう少し長く発売出来たのではないか?」と言う意見もある。


別名・表記ゆれ編集


関連タグ編集

赤い光弾ジリオン超音戦士ボーグマン:ジリオンを題材にしたマスコミTVアニメであり、製作プロは別だが、広告代理店の企画者やタイアップの雑誌社が同一だった為、兄弟作品と言う人も居る。


ルビーバレット:セガのファンタシースターオンラインに登場した自社パロディ。

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