概要
「いらっしゃいませ(Welcome!)」
『悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス』にのみ登場した敵キャラクター。
悪魔城ドラキュラシリーズでは最早お馴染みのザコ敵【スケルトン】系の派生種であり、
その名の通り、バーテンダーの格好をしたスケルトン。実は上半身しか存在しない。
序盤に訪れる絵画の中の世界『煙霧の街』の地下にある隠し部屋にのみ出現する。
部屋を入り直せば何度でも復活するのは他のザコ敵達と同じだが、1体ずつしか戦えない。
ちなみに怪物図鑑の説明には「あちらのお客様からです」の記述しかないのだが、
部屋にはスカル・バーテンダー本人以外は誰もいない。・・・一体誰の事を言ってるんだ?
戦術指南
「あちらの方からデェス!(This one's for you!)」
弱点は打属性、鞭属性、炎属性、聖(光)属性の4つ。耐性は闇属性のみ。HPは50しかない。
序盤のザコ敵としては比較的高いHPを持つが、スケルトン系全体として見れば低い方。
その場から一歩も動かないため、当たり判定が小さい事を除けば倒し易い部類である。
攻撃方法は作った各種カクテルをカウンターテーブルに滑らせて飛ばしてくる事のみ。
横直線上に勢いよくスライドさせる関係上、速度は早いが攻撃自体はかなり単純。
飛ばしてくるタイミングでジャンプするか、しゃがんでしまえば簡単に避けられる。
作成するカクテルはランダムであり、特に偏りは存在しない。その効果も様々。
以下、その全効果を紹介しよう。見た目ですぐにどのカクテルかは分かり易いはずだ。
- 青色のカクテル
飾りにパイナップルを添えたロンググラス。効果はダメージ。
ただグラスがスライドしてくるだけなのに、序盤では考えられない程威力が高い。
ハードモードでは更に攻撃力が上昇して即死も十分有り得るため、絶対避けよう。
- 緑色のカクテル
飾りにオレンジを添えたロンググラス。効果は状態異常【毒】。
序盤の時点では毒を回復する消費アイテム『アンチドーテ』が不足する場合が多く、
既にダメージを受けてHPが減った状態だと非常に危険である。薬の準備は念入りに。
- 赤色のカクテル
飾りは何もないロンググラス。効果は状態異常【呪い】。
MP(魔力)が徐々に減少する状態異常だが、サブウェポンや魔法が使用できないだけで、
武器攻撃だけでも簡単に倒し易いコイツ相手には、一番危険が少ないとカクテルと言える。
- 橙色のカクテル
飾りにチェリー(さくらんぼ)を添えたショートグラス。効果は状態異常【石化】。
石化中は受けるダメージが倍増してしまうため、素早くレバガチャで解除しないと、
追撃を受けて即死する可能性が高い。初見では毒と並んで非常に危険なカクテルである。
- 水色のカクテル
飾りにチェリーを添えたショートグラス。効果はHP+9999回復(カンスト)。
悪魔城ドラキュラシリーズでプレイヤー側を回復させる能力を持ったザコ敵は、
後にも先にもこのスカル・バーテンダーのみである。悪い効果だけではないのだ。
ちなみにHPを全回復(+9999)させる消費アイテム『エクスポーション』の水色と、
このカクエルの色が同じなので、中身は薬入りだと思われる・・・それっていいのか?
ドロップアイテム
ドロップアイテムはMP(魔力)回復アイテム『トロピカルサンデー』のみ。
MP回復量は+150とかなり優秀。これ以上の回復量を持つのは1周につき数個しか入手できない、
MPを全回復(+9999)させる希少な消費アイテム『マナプリズム』のみである。
隠しエリア『悪魔の巣窟』に出現するボス敵『サイファ・フェイク』がドロップする
『クリームソーダ』の回復量+100よりも高く、更にレアリティは本作最低値の★2である。
1体ずつしか出現しないが、攻撃力さえ高ければ簡単に倒せるため十分狙って稼ぐ価値はある。
余談
スカル・バーテンダー本人は一歩も動かないと最初に紹介したが、撃破されると横に動く。
そのまま横にスライドして行きながら、最後はテーブルから落下してバラバラになってしまう。
つまりテーブルの奥に立って居るように見えて、実はテーブルの上に乗っていただけなのだ。
(そもそも2Dゲームなのだから奥の敵に攻撃が当たる訳がないので、この仕様は妥当である)
しかし上半身しか存在しないのにその場でどうやって各種カクテルを作っているのかは謎である。
また前作の給仕係もそうだったが、侵入者撃退のためとは言え皆食べ物を粗末にし過ぎでは・・・?