概要
第3章「武器屋トルネコ」に登場するNPC戦闘員。髭面の兵士。2章と5章ではモブとして登場する。
400Gで5日間雇える用心棒で、同ポジションのロレンスと異なりこちらは戦士タイプ。
エンドールの正規の兵士ではなくフリーランスの用心棒であるらしい。ちなみに犬が苦手で、犬のトーマスを連れていると彼を雇うことができない。
ゲームではごく普通の口調だが、小説版では田舎訛りになっている。ロレンスがオネエ口調になっているのも相まって作者独自のアレンジである。
知られざる伝説
「ドラゴンクエストⅣ 知られざる伝説」にはスコットが主人公の「三国一の用心棒─戦士スコット─」という物語が掲載されている。
それによると、スコットは「エンドール、ボンモール、ブランカを合わせても拙者以上に腕の立つ者はいない」という“三国一”の用心棒を自称。思慮深さに欠けていてドジが多く、ツキにも見放されているところがあるが、トルネコ曰く「あなたは腕も立つし、何より善人だ」。
元はエンドール王の近衛兵だったのだが、友人に頼まれてカジノの警備任務を代わった際、支配人に勧められて初めて遊んだギャンブルで素寒貧になったうえ、その日に限って闘技場のモンスター集団脱走が発生。モンスターは全て叩きのめしたものの、責任を問われてクビになってしまった。
その後、高級ガラス製品を扱う貿易商人の用心棒となったが、今度は盗賊団との大立ち回りで大事な商品を壊してしまった。盗賊を捉えた報奨金で弁償は出来たものの再びクビに。そうして金に困ったスコットの前に現れたのが、エンドール北の洞窟を探検する準備をしていたトルネコだったという。
その他のスコット
「スコット」という名前のキャラクターはシリーズで何人か登場している。
『ドラゴンクエストⅥ』ではアークボルトの兵士のひとりがスコットという名前で、ホリディという兵士と組んで出現する。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』では平原のモグラ一族のひとりのキラーピッケルがこの名前である。