概要
A.D.600年、中世の時代にて登場。魔王に仕える三大将軍、三魔騎士の一人。外法剣士ソイソーの異名を持つ。
青肌とスキンヘッドの魔族。武人然とした性格で、正々堂々とした戦いを好む。主君である魔王への忠誠も厚く、散り際にも魔王のための戦いに身を投じ本懐を遂げられたと、「我が人生に悔いなし!」の台詞を遺している。……実は他の三魔騎士と共に生きていたが。
名前の由来は調味料のソイソース、つまり醤油。海外版での名称は“Slash”。こちらの由来は実在する同名の海外ミュージシャンから。
マヨネーと同じく、カエルとは魔王城で戦う以前から面識がある。それ故に、カエルの事を本名であるグレンと呼ぶ数少ない人物。
魔王がプレイヤー側の仲間になると、かつての主君と剣を交えるのは不本意としながらも、ビネガーを立てて戦闘に身を投じる。
能力
剣術以外に徒手空拳での肉弾戦にも長けており、他にはビネガーと同じく死体を操る術を扱う。「外法剣士」の異名はこれらから取られたものと思われる。一部の攻略本等によると、この術はビネガーから授かったものとされている。
なお、敢えてなのか術の性質か彼の技量によるものかは不明だが、魔王城にて操られていた死体(一般人の犠牲者だろうか?)は生前の記憶や意識が健在であり、自我を保ったまま術者であるソイソーと配下の魔物によって行動を強制されていた。それ故に話し掛けると「止めてくれ……」「殺してくれ……」と懇願してきたり、ソイソーの部屋で操られた者たちとの戦い前の女性のセリフと悲鳴のSEはまさにホラー。
魔王城の戦闘では最初は素手による肉弾戦、そして本気を出した際の刀による剣術を用いる。特に刀使用時は画面内を高速で移動し、「かまいたち」「全力斬り」「乱れ斬り」など、同じ刀使いのクロノと同様の攻撃を様々な位置から仕掛けてくる。
ビネガーの館の戦闘(三魔騎士総員)では「かまいたち」と「乱れ斬り」の技以外には、連携技で三人での「ミックスデルタ」と「悪インパルス」、マヨネーとの二人連携技「は~っとファイアソード」を使う。「悪インパルス」と「は~っとファイアソード」はどちらも剣技であるが、前者は魔法攻撃扱いで、後者は物理攻撃扱い(ソイソーの高い攻撃力が反映される)であるため、実は後者の方がダメージが大きかったりする。
魔王城で彼を倒すと愛刀である「ソイソーとう」を落とし、ビネガーの館では戦闘中にエイラの「いろじかけ」で「ソイソーとう2」を入手できる。
同僚たちが魔王を「裏切者」と呼ぶ中でソイソーだけは「かつて主君と仰いだ方と剣を交えるのは不本意だが、運命とあらば仕方ない」と心苦しそうにしている。
魔王城の戦いでは専ら体術や剣術を使っていたが、体術使用時にファイナルアタックで全体魔法攻撃の「フレイムボマー」を使い、ビネガーの館の戦闘においては三人技の「ミックスデルタ」に協力しているため、彼も魔法を使う事が可能のようだ。ビネガーがゼナンの橋での戦いで「サンダー」を使っていた事、マヨネーが火属性の攻撃を用いる事から、彼の属性はマールやカエルと同じく水属性と思われる。(魔王城での戦闘では刀使用時は水属性を無効化し、クロノクロスでは水属性に相当する技を使っているため)
クロノクロス
次回作である『クロノクロス』には、他の三魔騎士たちと共に裏ボスとしてゲスト出演している。ただし、彼らが前作の人物たちと同一か否かは、はっきりとしていない。
技は前作でも使っていた「かまいたち」以外は新たに「ダッシュ斬り」を、他には「アイスバーグ」「オメガブルー」といったエレメントも使用してくる。また、スプリガンのスタイルコピーでは連携技にも対応しており、変身中はセルジュとキッドとの三人連携技「Z斬り」を発動できる。
余談
実は開発段階ではワイナーという子孫が現代のメディーナ村に登場していたのだが、製品版では削除されている。
これはマヨネーの子孫、ケチャッパも同様。