「は~い! あたいを、よ・ん・だ・?」
概要
A.D.600年、中世の時代にて登場。魔王に仕える三大将軍、『三魔騎士』の一人。『空魔士マヨネー』の異名を持つ。
外見的特徴としては俗に言うエルフ耳を持つが、それ以外は通常の人間と大差無い。桃色の髪はポニーテールに仕立て、さらにそれを三つ編みに束ねている。胸元と脚線を強調した、白を基調とする魔道師風の服装が特徴。
一見すると巨乳の美女だが、実はオカマ(ニューハーフ)である。作中では事前にマヨネーを知っていたカエル、及び喋らないクロノ以外の味方が揃ってオカマであった事実に驚愕しており、攻略本に掲載されている公式イラストでの彼は何処からどう見ても女性としか思えない。ちなみに、彼の男女逆版はこのキャラ。
一人称は「あたい」「オネーサン」。時折、語尾に「○○ヨネ~」「ネ~」をつける特徴的な話し方をする。
名前の由来は「マヨネーズ」。海外版での名称は“Flea”であり、こちらの由来は実在する同名の海外ミュージシャンから。
カエルとは彼が人間の姿であった頃から面識があるようで、作中での会話から彼の親友であるサイラスの事も知っていた。身内では同僚であるビネガーとソイソー同様に、主君である魔王を慕い忠誠を誓っている様子が描かれている。
しかし、魔王が魔族の王を辞めプレイヤー側の仲間になると「どのツラさげてこられたのかしらネ~。人間に味方するような裏切者はこのオネーサンがおしおきヨネ~」と彼をあっさりと見限っている。
その後の三人掛かりの戦闘においても、ソイソーが最初に倒された場合はビネガーを残して一目散に逃走してしまうなど、何処となく仲間意識が乏しい様子が見られる。
ちなみに、倒しても逃走させても二度と会えなくなり、その後の消息は一切不明となる。
能力
異名の通り空間全体に効果をもたらす魔法を得意とする。ゲーム中では戦闘時に背景が宇宙空間のように変容し、使用する魔法の多くが状態変化を招く厄介なものが揃っている。
「トキメキ熱視線」なる洗脳技も駆使し、相手を自身の虜としてしまうが、本人は既述したように魔王を慕っている。
他の『三魔騎士』との連携も抜群であり、その際は炎を用いた魔法を行使しているため、属性は恐らくルッカと同じ「火」だと思われる。
クロノクロス
次回作である『クロノクロス』には、他の『三魔騎士』たちと共に裏ボスとしてゲスト出演している。本編を一度クリアし、強くてコンテニューか強くてニューゲームを行うと戦えるようになる。
ただし、時系列的に矛盾があるため、彼らが前作の人物たちと同一か否かは、はっきりとしていない節がある。容姿も全員が異なる。単なるファンサービス程度に考えておくのが吉。
ファンサービスと言えばもう一つあり、有志の調べによるとタイツの中にパンツを穿いている。色はわかりにくいが白。
全体的なカラーリングこそ前回と同じだが、画像のように服装や髪型などが変更されており、『三魔騎士』の中では特に姿が変わっている。前作でも使っていた「トキメキ熱視線」は全体ダメージ+混乱と更に厄介になっており、他には「ボルケーノ」「オメガレッド」といったエレメントも使用する。
"覚えるツボ"を装備したキャラクターか、スプリガンで倒すことによって、他の三魔騎士同様、スプリガンのスタイルコピー能力で、戦闘中のみ味方として使用可能になる。
余談
『三魔騎士』の中では愛らしい外見であるため、他のメンバーよりもpixivを始めとした二次創作において単独で取り上げられる事が多い。
ちなみに、前述の「トキメキ熱視線」はシステム上の関係で先頭に立つクロノを洗脳するため、彼と関わる作品も僅かながらある様子。
それ以外では、ニューハーフやシーメールというコアなジャンルのキャラクターであるためか、あの人とかこの人程ではないが、ソッチ系の二次創作やイラストなども手掛けられている。
また、トリガーと続編のクロスともに「マヨネーのブラ」なるレアアイテムを所持しており、戦闘中に盗むことができる。頭に装備するアクセサリーであり、時折ネタにされたりする。
なお後にSwitchで配信されたクロノクロス・ラジカルドリーマーズエディションでは規制でもかかったのか、アイテム名が「マヨネーの腹巻」に変更された。
実は開発段階ではケチャッパという子孫が現代のメディーナ村に登場していたのだが、製品版では削除されている。
これはソイソーの子孫、ワイナーも同様。