スヌーピーの愛機
ソッピース・キャメル(Sopwith Camel)は、第一次世界大戦期のイギリスで開発された複葉戦闘機。
開発時の原型となったソッピース・パップと併せて7000機以上が生産され、大戦中の全期に渡ってイギリス空軍の主力級戦闘機として活躍した。
なお、本記事ではパップについても解説する。
ちなみに、スヌーピーシリーズで時たま登場する複葉機はこのキャメルだったりする。
パップ
エンジン出力 | 80馬力 |
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全備重量 | 556kg |
最高速度 | 180km/h |
武装 | 7.7mm機銃×1挺 |
1916年10月から西部戦線に配備され、クセのない素直な操縦性で英軍パイロットの多くに好まれた。
また、その飛行安定性が適任とみられたことから、発艦のみ可能な小型ボート・シープレーンライター(Seaplane Lighter)、飛行甲板付きの戦艦・HMSフューリアス、歴史上初の実用空母・HMSアーガス(HMS Argus)といった艦船の搭載機、すなわち艦載機としても活躍しており、その実績は大きい。
キャメル
エンジン出力 | 130馬力 |
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全備重量 | 659kg |
最高速度 | 182km/h |
武装 | 7.7mm機銃×2挺 |
1917年6月から配備が開始され西部戦線で運用されたほか、イギリス本土に迫るドイツの爆撃機・飛行船の迎撃も担い、パップ同様艦載されるなど幅広い活躍をみせた。
また、『レッドバロン』(赤い男爵)として有名なWW1最高のエースパイロット・マンフレート・フォン・リヒトホーフェンが駆るフォッカーDr.Iを1918年4月21日に撃墜したロイ・ブラウン大尉の搭乗機でもあった。