ゾンビバスターズ
ぞんびばすたーず
一見柄は悪いが、正義感の強い2人の男達が駆け抜ける物語。
基本的にあの手この手で人間に襲いかかるゾンビを倒していくのが本筋だが、物語が進むに連れ、ゾンビになる薬を作って金儲けを目論む人間が現れたり、人間としての意志が残っているゾンビ(グレーゾーン)を遊びで殺す人間が現れたりと、人間側にも非道な一面が見え隠れするようになる。
ゾンビウイルス
生きた人間をゾンビにしてしまうウイルス。感染経路としてはゾンビの攻撃を受ける、ウイルスの入ったモノ(注射、食物など)を体内に摂取するといったもので、おそらく空気感染はしない模様。早めにワクチンを打つことでゾンビ化はもちろん、後述にあるグレーゾーンになるのも防ぐことが可能。
人為的に改造された色情型や時限型等のゾンビウイルスも確認できるが、元々のゾンビウイルスが自然発生したのか、人為的に作られたのかははっきりしていない(というか作者もそこまで考えていないと思われる。というよりしなくていいです)。
ゾンビバスター
ゾンビを倒す奴らである……が、これはあくまでも自称であり、作中世界には国家資格の「ゾンビハンター」や政府の「駆除隊」、武装した市民たちによる「自警団」といったゾンビに立ち向かう者たちも多くいる。その全てが善良であるとは限らないが。
ゾンビの種類
強さや意思疎通の可否によって下級~上級、グレーゾーンに分けられている。
- 上級:外見、性格は様々で超強い。
- 中級:外見はゾンビだが、会話は可能
- 下級:所謂雑魚ゾンビ。会話の可否は個体差がある。
- 擬態ゾンビ:中級以上で、生きた人間に擬態するゾンビ。おそらく作中で最も多く出てくるタイプ。
- グレーゾーン:中途半端にゾンビ化した人間。半ゾンビ具合は様々で意思疎通も可能。適切な治療を受けられれば回復するが………。
カンパニー
ゾンビやゾンビウイルスで利益を得ようとする所謂悪の組織。
ゾンビバスターズとは意図的にゾンビウイルスをばらまく存在として、ミラは食事(生きた人間(警備兵))と資金稼ぎ、カンパニー側からは逃走した実験体として敵対している。
グラサン
主人公の一人。メイン画像の青髪でグラサンをかけている方。本名「イツキ」。
一見すると、都会暮らしのガラの悪いヤクザのような男だが、困っている人物を助けたり、のさばる悪を許さない好漢。
特に、人間としての意志を持つゾンビ『グレーゾーン』を容赦なく殺す人間に対しては激しい嫌悪感を見せる。
一応人間は悪党であっても殺さない主義だが、あくまでゾンビバスターとしての矜持であり、自らの手でゾンビ化させて退治する、被害者のグレーゾーン達が報復するお膳立てをするなど、悪党を死に追いやる事自体に抵抗はない。
武器はリボルバー式のピストル銃コルトパイソンで百発百中の腕前を持つ。
実は幽霊が苦手。
オールバック
主人公の一人。メイン画像の金髪で舌を出している方。本名「マサヤ」。
いつもヘラヘラ笑っており、ヤクでもやっていそうなチンピラ風の男だが、笑っているのはただのクセみたいなもので、本心を口にしないだけで根は良いヤツ。
普段から人を小馬鹿にしたような口調で話す。子供に対してもこのような態度をとるが、敢えて悪役を演じてあげる一面もある。
武器はショットガンだが、拳銃でも至近距離で相手の拳銃だけを瞬時に撃って弾き飛ばすほどの腕前を持つ。ゾンビを倒そうとしている一般人に射撃の特訓をしてあげる時もある。
男爵(バロン)
第8話より登場。
カンパニーの幹部と思われる男で眼鏡とヒゲが特徴。
豪華な食事と色情型ゾンビウイルスに感染したミオちゃんをエサに、ゾンビバスターズをカンパニーに引き込もうとしたが失敗、逆に完全に敵視させられる。
その後もバイトテロを装った内部告発などで、ゾンビバスターズから辛酸をなめさせられ続けられている。
ミオちゃん
第8話より登場。
男爵に色情型ゾンビウイルスによりエロ目的で利用されていた女性。
粗悪品のウィルスでゾンビ化したため、言葉が話せなかったり、目が赤くなる程度の変化はあったが、ゾンビバスターズに保護されてからはドクターの治療を受けながら、一緒に暮らしている様子。ゾンビ化自体は完治しているようだが本人の意向により、赤い目はそのままにされている。
トメさん
第14話より登場。
ゾンビバスターズが住んでいる賃貸物件の大家さんで、家賃を払おうとしないゾンビバスターズに振り回されている。
ミラ
第16話より登場。
見た目は幼い少女で、性格もメスガキのそれだが、その正体は何十年か前にカンパニーの実験台として誘拐され、突然変異によって他のゾンビとは一線を画した実力を持つ上級ゾンビ。かつてはとある人物の姉だったようで、写真が古びるほど前からゾンビ化していて自我もある。
子供の擬態ゾンビ達と徒党を組んでおり、彼らからはお姉さんと慕われている。ゾンビ側の主人公とも言うべき存在。
一度ゾンビバスターズと対峙しているが、何らかの理由で決着がつかなかったらしく、その後も少なくとも(ギャグ回含め)二度彼らと接触したりしている。
ドクター
第18話より登場。
ゾンビバスターズが世話になっている医者で、顔に縫い目がある。
ミオちゃんの治療を任されているが、かなりドライな性格でゾンビバスターズに対しては辛辣な態度をとる。