概要
スズキ目・スズキ亜目・タカサゴ科・タカサゴ属に属する海水魚。
全長30~35cm。
体は長楕円形で、体高はやや低く、体長は体高の3.4倍以上ある。目はやや大きく、吻は短い。口は小さく斜位で、眼下幅は狭い。前上顎骨に2個の後方突起がある。上下両顎に1列の円錐歯とその内側に絨毛状歯がある。背鰭は10棘14~16軟条、臀鰭は3棘11~12軟条。背鰭と臀鰭の基部は鱗をかぶる。背部は体色変化が著しく、水中では緑色~青色であるが、水揚げされると赤紫色になる。腹部は白色~淡紅色。体側には2条の幅広い黄色縦帯がある。上部の物は背面に沿って走り、下部のものは目の上方から背鰭軟条部中央下まで側線の下方、そこから側線の上方を走り、尾柄後端上部に至る。背鰭は赤褐色、他の鰭は淡紅色。尾鰭両葉の先端にはそれぞれ1個の黒斑がある。
沖縄では「グルクン」の名で親しまれ,県魚に指定されている。追込網の主対象である。
食用魚としては主に唐揚げにして食べるのが定番で、他にも塩焼きやかまぼこ、刺身に調理しても美味しく頂ける。
タカサゴの仲間
- タカサゴ(メイン画像)
- クマザサハナムロ
- ニセタカサゴ
- ウメイロモドキ
- ユメウメイロ