概要
第10話「空飛ぶ鉄腕ダイアン」に登場した、オーソドックスな人型ロボットの姿をした機械獣。
両腕をロケットパンチ同様に発射する事が可能で、マジンガーZの飛び道具を次々と薙ぎ払った。
しかし口部分は装甲が薄かったのか、その部分にマジンガーZのフィンガーミサイルを受け、破壊された。
全高18m、重量200t。
劇中の活躍
街中に、巨大な拳が飛来するという事件が起こり、市街地を恐怖に陥れていた。
甲児はこの事件が気になり、光子力研究所に赴くも、その隙に兜家を襲ったあしゅらは、シローを誘拐する。
さやかは荒岩島を発見。甲児はそこで基地が建造されているのを見て、あしゅらの存在を知り、マジンガーZで攻撃しようとするも、シローが人質に取られ攻撃できなかった。
さやかとボスが助けようとするも、ダイアンN4が出現し失敗。甲児はホバーパイルダーで駆け付けるが、ダイアンN4の出現を警戒し接近できなかった。
が、既にサルードによりダイアンN4は市街地に。甲児はシローをなんとか助け出すも、弓教授からの連絡を受け、引き返してマジンガーZにパイルダーオン。
既に光子力研究所に接近しつつあるダイアンN4は、アフロダイAを退けていた。マジンガーZの攻撃も、発射した自身のロケットパンチで薙ぎ払う。しかしアフロダイAのミサイルを食い止めた隙に、マジンガーZの発射したフィンガーミサイルが口へと炸裂。この連携攻撃の前に破壊されるのだった。
OVA『マジンカイザー』では第1話に登場。
あしゅら男爵率いる機械獣軍団の一員で街を攻撃していた所に現れたマジンガーZに対しガイアQ5、チグルE7と共に襲い掛かろうとするも光子力ビームを食らって溶かされた(ただし下半身だけが残って倒れた)。
原案デザイン
原案は、永井豪の実弟、永井隆。重厚なイメージで、手足は若干肥大。腹部と脚部は、蛇腹状のディテールが入り、脚部全面には足甲のように装甲版が装着されている。
決定稿では、腹部と脚部のディテールは完全に削られ、若干肥大していた手足の大きさも普通にされた。そのため、無難なアレンジとは言えるが、重厚さは欠けているようにも感じられる。
余談
マジンガーZとアフロダイAとの連携攻撃によって倒された機械獣だが、その他にも、「ロケットパンチを武装に持つ」「マジンガーZの、フィンガーミサイルを受けて破壊された機械獣」でもある。この「フィンガーミサイル」は、この回のみの武装で、以後は登場しなかった。
また、シローを救出する際、ホバーパイルダーからゴムボートを射出するという機能を見せた。