概要
機械を狂わせる「ウルトラマグネチックパワー」を搭載した機械獣第4号。第4話「マジンガーZ絶体絶命」に登場。
マントやアイマスクのような形の装甲と、大きな2本角が特徴で、ウルトラマグネチックパワーを使用すると、2本角の間に放電のようなピンク色のエフェクトが出現する。
全高17m、重量200t。
ウルトラマグネチックパワーの効果は凄まじく、近づけばマジンガーZも操縦不能に陥ってしまうほか、効果がおよぶ範囲も相当広いようで、はるか遠方からアフロダイAのコントロールを奪って誘導することもできる。
だが、この能力以外に武装を持っていないのか、Zやアフロダイを直接破壊しようとした際も格闘攻撃しか行っていない。かつ格闘攻撃でZはおろかアフロダイすら破壊できなかったこと、後述する撤退のシーンも含めて走る描写が皆無であることなどから、そもそも運動性やパワーがさほど高くなかった可能性も考えられる。
初めはマジンガーZを破壊するつもりでいたあしゅら男爵も、途中からZを海に沈めようと方針転換したものの、弓教授からパワーを遮断するアンチマグネチックガンを預かったシローとボスによって、Zがコントロールを取り戻してしまう。
まだ操縦をマスターしていない甲児が、なかなか反撃に移れずにいる隙に、海底要塞サルードへ逃げ込もうとするが、ハッチをくぐる直前にミサイルパンチが背後から直撃し、粉々になってしまった。
デザイン原案は、石川賢。
ツタンカーメンのマスクや石棺のイメージが付加されたデザインだったが、決定稿ではそれらの要素は省かれた。
鳴き声はガメラの流用。
派生作品での出番
「マジンカイザー」や「真マジンガー」にも僅かながら登場している(後者は回想のみだが)。
ロボットガールズZでは真面目な委員長キャラとして登場。担当声優は松井桃子。
こちらでは能力の名前が「スーパーマグネチックパワー」と変更されている。
グレちゃんのグレートタイフーンでスカートを脱がされ、能力で反撃しようとしたら周囲の金属が吸い寄せられ身動きが取れなくなるなど、散々な目に遭った末に敗退している。