概要
アニメ『戦姫絶唱シンフォギアGX』に登場する聖遺物。
所有者はキャロル・マールス・ディーンハイム。
由来はケルト神話に於けるダーナ神族の最高神ダグザが振るう金の竪琴。
他のシンフォギアを形成する聖遺物と同様に現存しているのは欠片のみであり、キャロルがこれを入手しファウストローブへと改造した。
なお、ファウストローブは錬金術によって聖遺物をプロテクターに変換するシンフォギアに近しい存在であり、通常は琴の形を成しているが、これを錬成することによりプロテクターとして変換される。また、想い出の焼却を行うことで歌を用いずとも圧倒的な戦闘力を行使できる。
『戦姫絶唱シンフォギアXV』ではエルフナインが金の竪琴を奏でることで纏っており、同時に失われていたキャロルの人格も復活している。また、この時に頭部の四色クリスタル部に一瞬オートスコアラー達の姿が映っている。
能力
起動した際は幼女の姿であったキャロルの体を豊満な大人の女性の体に変えている。
(一部視聴者からは「もどして」という嘆きのコメントが多く見られた)
しかし『XV』では、エルフナインが纏っても成長はしない。
もう一度言おう。
成長はしない。
鋼糸魔弦によって爪弾かれる音色はキャロルの錬金術を増幅させるのみならず、弦を用いた柔軟な攻防を展開することが可能となっており、弦による対象の切断や形状変化による戦技の応用の幅は広い。
特に想い出の殆どを焼却することで錬成される碧の獅子機は、ダウルダブラの最終決戦形態であると言える。
さらにはダインスレイフの呪われた旋律を用いて世界を壊す歌を口ずさむことが可能であり、その出力はフロンティア事変終盤に於いて紡がれた70億の絶唱すらも凌駕する。
この歌をチフォージュ・シャトーと共振させることでキャロルの最終目的である世界解剖に必要なエネルギーを生み出し、アルカ・ノイズの分解能力を拡大させたエネルギー波をレイラインに放出する。
実際に最終決戦時には一時的に世界各所にエネルギー波が及んだ。
ゲーム戦姫絶唱シンフォギアXDではミニイベント『復活のダウルダブラ』において偶然欠片が集まっている物を回収、修復を行い無事に戦闘が可能となった(ただし、外観はGXの大人バージョンでなくXVの子供バージョンに近い。理由については後述)。
これのデザインは昔知り合ったある男がチフォージュ・シャトーをモデルにして作ったと、サンジェルマンが述べている。
また、XDで大人体型ではなく子供のままだった理由として単純な思い出不足と理由が明らかになっており、時間が立てば大人モードになるが、他の面々はこちらが気に入っていると意見していた。
その後、もぐりこんだはぐれ錬金術師が迷いこもうとした際、試運転代わりに運用。危なげなくはぐれ錬金術師を蹴散らし、ダグザの糸を使って捕縛しようとしたところ、攻撃音を聞いて駆け付けたサンジェルマン達もろとも自分たちを誤って糸に引っかけてしまい、キャロルとプレラーティの口論でオチがついてしまった。
歌唱曲
殲琴・ダウルダブラ
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:Evan Call / 歌:水瀬いのり
スフォルツァンドの残響
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤永龍太郎 / 歌:水瀬いのり
PERFECT SYMPHONY
作詞:上松範康 / 作曲・編曲:藤田淳平 / 歌:悠木碧・水樹奈々・高垣彩陽・日笠陽子・南條愛乃・茅野愛衣・水瀬いのり
外部リンク
ダウルダブラ - 用語解説 - TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」公式サイト