概要
ダウンロード版は、ソフトウェアにおいてパッケージの形式や書き換えなどの店頭や即売会、通信販売等で入手するのではなく、インターネット等の通信手段を用いてダウンロードすることにより導入するものであり、通常この言葉で使用される場合、ダウンロード専売ではなく、他の形式による引き換え番号、パッケージ版での配布や販売も行われている場合も多い。
無料ダウンロードになっている体験版は基本的にこれで提供されている。
状況
本来、ダウンロードによる配布等に関しては過去においては「サポート等を期待できない」あるいは「パッケージ等を作成し、流通に載せるほどでもない( 容量および内容 )」フリーウェアおよびシェアウェア等に用いられる形式であり、パッケージおよびメディアを作成するものに関しては基本的にそのような行為は行わなかったが、インターネット回線の高速化および接続パーツの低価格化、記憶容量の大容量化および低価格化により、各種ゲーム機等にも適用されるようになり、現在に至る。
メリットデメリット
この種のソフトウェアには以下のメリットが存在する
なお、以下のデメリットも存在する
- 物理的なおまけをつけるのはとても手間がかかる
- これまでの流通にメリットが低くなる
- 本体の破損等の事故により再入手しなければならない
- 費用が発生するソフトウェアに対しネット接続環境によっては起動の手間がかかる(EpicGamesやsteamなど)
- 特にゲーム機の場合記憶容量は有限であるため大量に溜め込めない。
- ダウンロード元が消失した場合の扱いが面倒
- 実物が存在しないため、貸し借りや中古の売却ができない
- 一部のソフトではパッケージ版とのサポートの差が存在する(返品は不可など)
対義語等
- パッケージ版…CDやDVDなどの記憶媒体にソフトウェアなどのデータを保存して利用する形式。メディア版、ディスク版などと呼ばれることも。
- クラウド版…いわゆるクラウドストリーミング。メーカー所有のサーバーに本体データが保存され、ユーザーはサーバーとの通信を介してそのデータの必要な領域にアクセスすることでソフトウェアサービスを受ける形式。購入前には、体験版を遊ぶかサービス終了も将来的に考えて念のため参照すること。