「けつぁつぁつぁつぁ〰️!!」
「この家はワッシの道場の受付にしてやるぜよ〰️〰️〰️!!」
概要
でんぢゃらすじーさん邪大長編『けつ!あ、まちがえた。勝つ!最強拳法シリカラテ』にて登場。
豪傑秘風の師匠であり、最強拳法「シリカラテ」("シリから手"を出してあとは自由に攻撃する拳法)の創始者の小柄な老人であり、散歩に出かけていたじーさん達の家の上に巨大なツーケー道場を建て、家を一階の受付にした張本人。一人称は「ワッシ」、語尾は「~ぜよ」、笑い声は「けつぁつぁつぁ」。
「戦い(勝負)は「勝つ」ことがすべて、それ以外は全てなんの意味もないクズ」と言いきり、勝つためならば相手の弱みを利用することも厭わないなど手段を選ばず、敗北したものは「生きる価値がない」と切り捨て容赦なく粛清する卑怯かつ非情な性格の持ち主。例えるならかの悪魔超人と完璧超人の悪い所だけを取ったような性格である。
老体だからか戦いは小さい頃から教え育ててきた秘風に任せており、彼の勝利を自身の勝利と言わんばかりに高笑いする。
作中の動向
じーさんの家にあるという最強の拳法が記された「古文書」の存在を知り(ソースは曰く「コロコロのホームページにのってた☆」とのこと、実際に当時のコロコロ公式サイトに載ってた)、自身のシリカラテを最強たらしめるために処分すべく、表向きは「自身の道場を大きくするための受付にする」べくじーさん達が出かけてる隙に家の上に道場を建設する。
そして(トイレ行きたさに)帰ってきたじーさん達の前に姿を表し、家を賭けて秘風と試合をさせ、猛スピードで繰り出されるシリカラテの猛攻に翻弄されて倒されたじーさん達を尻で突き飛ばして追い払い、まんまと家を乗っ取ってしまう。
そしてじーさんの侵入を予期して道場の門下生達に進入者を殺すよう命じ、彼らが戦っている間にじーさんの家の中で目的の古文書を探し回るが、見つかるのはじーさんが書いたラクガキばかりで一向に見つからず、じーさんから直接古文書のありかを聞き出すために秘風とともに2階の道場に駆けつけるが、着いた時にはじーさんを助けるべく現れた下品な見た目お友だち軍団達の臭すぎる体臭を前に門下生達が全滅していた。その有り様に最初こそ驚きドン引きするも、すぐに助けを求める門下生達を「負けた者に生きる価値はない!死んでしまえ!」と言い捨てて見限り、秘風に命じて容赦なく粛清させ、「勝負とは「勝つ」コトがすべて!勝たねばなんの意味もない!!」の言葉とともに秘風に立て続けにお友だち軍団も一撃で葬らせる。
友だちも倒され、その冷酷さに激怒したじーさんに勝負を仕掛けられた際に最近道場に入門した新人…シリカラテ初段ファイター校長を実力試しに向かわせる……が、その次のページ(というか次のコマ)で見どころなく瞬殺されてしまう。
その後、一度負けてなお再戦してくるどころか見よう見まねでシリカラテを習得したじーさんと、いきなりよさげなこと言って去っていったゲベの言葉から「勝つ」ことより大事なことを知るべく自らリングを展開し勝負に挑んだ秘風の行動に驚くも、その試合中に秘風に「ガキをねらえ!」、「ガキをねらえばジジイはガキを守りながら戦うハメになり、ラクに勝てるぜよ!」と孫を利用した作戦を命令する。正々堂々と勝つことを望み、その卑怯な作戦を拒む秘風に対し、「ヒキョー?よいではないか。戦いは勝つことがすべて。それ以外はクズだ。勝て!つべこべいわずに勝て!ここまで育ててやった恩を忘れたか。 」と自分たちの関係すらも利用して脅し、無理矢理孫を襲わせてそれを庇ったじーさんを殴り倒させ、勝利の高笑いをする。だが、それでもなお立ち上がったじーさんに対し、秘風に「 もう一度だ、秘風!!もう一度、ガキをねらえ!!今度こそ勝てるぜよ!!」と命令するが、じーさんの言動とゲベの言葉に心を動かされ自身の教えと卑怯さに葛藤を抱いた秘風の怒りを買い、「ジャマするな!ーーーこれは…、男と男の…、"ケツ闘"だ!! 」とシリカラテで鷲掴みにされて道場外へ放り投げられ空の彼方まで追放されてしまった。
……その後、ボロボロの姿でとある土手をさ迷っていたところ、じーさんとの決闘を終え旅立った秘風と再会する。
この時はすっかり自身の行いを反省しており、「も…、もう…、ワッシに用はないハズぜよ…。……だってワッシは…、オマエにヒドイコトをしてしまったのだから…。…戦いは…、「勝つ」コトがすべてだなんて…。教えてしまって…。」と強く謝罪するが、秘風から「ボクは…、もっと強くなりたい!!そのためには師匠のチカラが必要なんです!!」必死に願い込まれたことで、戦いで一番大切なことは「勝つ」コトなんかじゃなく、きのうの自分より少しでも「強くなるコト」だと気づかされる。
弟子に教えられたことを恥じながらも彼が自分の元に着いていくことを認め、再び修行につとめる。
……その後、秘風が世界格闘技大会に優勝した際は、じーさん達とともに彼の勝利を祝い、涙を流すのであった…。
余談
- 名前の由来は「ケツ」の逆さ読みだと思われる。