「なんと美味な……嗚呼、やはりこのクレープとやらは毒であったか……」
CV:青山吉能(WakeUp,Girls!)
概要
東大陸の小国、「花の国」の女王。小妖精族(フェアリー)の長。
緑色の髪と、黒縁に極彩色の蝶の羽を持つ美しい女性。
ある時、城の真ん中に現れた『扉』を調査するため、民を率いて異世界食堂「ねこや」を訪れた。
その場に居合わせた客の中から、特に魔力の高かったハーフエルフの魔術師ヴィクトリアに接触。
フェアリー達が花の蜜や果物以上に美味い人間の料理を食べた事がないことを告げたところ、ヴィクトリアからクレープを勧められる。
一族の中で最も魔力に長けた者が女王となる関係上、魔術の加護により毒への抵抗には自信のあったティアナだったが、クレープの極上の美味さには抵抗出来ずに屈した。
情報の礼としてヴィクトリアには秘宝である「幻の花の種」(煎じて飲むだけで1年若返る貴重な魔法媒介)を渡す。その莫大な価値を鑑みて、ヴィクトリアは毎回フェアリー達が食べるクレープの代金の肩代わりする盟約を結んだ。ヴィクトリアに言わせれば一生代金を肩代わりしても「幻の花の種」の価値に比べれば全く割に合わないらしいが、人間の貨幣を手に入れる手段を持たないティアナはその盟約を何よりも嬉しく思っている。
常連となって以降は、ドヨウの日に国民の中から200人を抽選し、来店することになった。毎回フルーツミックスともう一品頼むのだが、いつも「扉対策会議」という名のメニュー決め会議で大論争になるらしく、今ではティアナであっても勝手に決める事はできなくなったとのこと。
花の国
東大陸にある未開の原野に位置する小さな国。別名「常花の国」とも。
1000年以上前からフェアリーの国であり、気候は一年を通じて春。
民達はそのサイズから腕力的には非力であるものの、エルフにも匹敵する強大な魔力を持っており、100年程前の邪神戦争の折には侵略してきた人間と魔族の軍隊双方を返り討ちにし、以降は中立を保ち続けている。
余談
各メディアでのティアナの一人称は、われ(Web版)/我(書籍版)/私(アニメ版)
側近である魔術師団長は、小説では「老齢」(おそらくは男性)とされていたが、アニメでは深緑色ボブカットの美女(イラスト右)
書籍口絵や小説本文を見る限り、フェアリー達には男性型も存在するはずだが、アニメ版では全員が女性として描かれている。
魔術師団長および国民である魔術師達は、ティアナと同様にWakeUp,Girls!のメンバーが声優を担当した。
(魔術師団長CV:奥野香耶)
(魔術師CV:吉岡茉祐,永野愛理,田中美海,山下七海,高木美佑)
また、WakeUp,Girls!の面々はMay'nとのコラボユニットWake Up, May'n!としてアニメ第1期OPテーマ『One In A Billion』の歌唱を担当している。