デクーOZ
でくーおず
神谷重工製LBX「デクー」を風摩キリトが改造した機体。アーマーフレームのタイプはブロウラーフレーム。
原型機であるデクーとは一変して深紅のカラーリングとなっており、一部のアーマーもより鋭角的なものとなっている。また腰アーマーには「24」のマーキングが施されている。
外見こそオリジナルのデクーを踏襲しているものの、駆動系や装甲材、更には内部構造に至るまで入念なチューンナップが施されているため、プレイヤーであるキリトの技量も相まって最新型のワンオフ機とも互角以上に渡り合うことが可能。
これはキリトの「量産機をカスタマイズし極限まで性能を引き出す」という理念が反映されているためである。
またCPUはLBX管理機構「オメガダイン」の「サイロップスAI」を搭載している。
基本装備は片手斧「OZトマホーク」と盾「OZシールド」。
必殺ファンクションは「Xブレイド」。
モチーフはオズの魔法使いに登場するブリキの木こり。ブリキの木こりは原作では心を欲しがる為に旅をしていたのであり、まさしくエイミーの心を作る名目でサイロップスAIを育成するキリトの姿に重なる。
ブリキの木こりはオズの王から作り物の心臓を貰っており、デクーOZもアラン・ウォーゼンからサイロップスAIという作り物の「心」を授けられたという意味で共通点がある(ちなみにオズの王は詐欺師であり、キリトを騙していたのもまた権力者である…)。
しかし、木こりが旅の中で心が生まれたのに対し、キリトは欲しがっていた「心」を得られずに終わる(そもそもAIが欲しがっていた「心」ですらなかった)という皮肉で対照的な末路を辿った。
アニメ版第2話終盤、二体のGレックスに苦戦していたバンとヒロを助ける形で登場。
バンとヒロの二人では歯が立たなかったGレックスをデクーが一瞬で撃破する様はバンや視聴者に大きな衝撃を与えた。
12話ではワイルドバッヂ戦で共闘することになるが、バトル開始直後にバンとジンを攻撃、開始早々に味方同士で戦う羽目になってしまった。しかし防戦一方のバンをワイルドバッヂのリーダーが攻撃したことでキリトが激昂、僚機のハカイガーを一瞬で撃破した。
終盤にてガーダインを追う形でロケットに搭乗してパラダイスに辿り着いていたキリトの機体として再度登場する。切羽詰まった状況のバン達に戦った。(ゲームではパラダイス内部のキーを賭けて、アニメ版では強制展開したDエッグに進路を妨げられる形で)
ジョーカーとハカイオーが倒され、追い詰められたがついにそこで
サイロップスAIが完成してしまった
サイロップスAIの完成形『パーフェクトブレイン』を搭載したデクーOZはイカロス・ゼロ、フォース、ミネルバ改を圧倒。メテオブレイカーとXブレイドの競り合いでディーエッグを破壊してしまうほどのパワーを得た。
しかしその最期は突然乱入した謎のLBXに背後から貫かれる。というあまりにも呆気ないものだった。
ミゼルとの最終決戦でミゼルトラウザーの関節部を護るガーディアンとしてキリトの前にジョーカー、ハカイオーと共に立ち塞がった。
当初は三機でフェンリルフレアを圧倒していたのだが、郷田と仙道の加勢で他二機が敗北。そしてフェンリルフレアとの一騎打ちとなり最後は「Xブレイド」で破壊された。
「再会出来て嬉しかったよ。でも、お別れだ」
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VSデクーOZ/風摩キリト(ダンボール戦機W)
今回はダンボール戦機シリーズ2作目『ダンボール戦機W』で登場した風摩キリトが操る赤いデクーカスタム『デクーOZ』の掛け合いです!ジョーカーキリトカスタムとハカイオーキリトカスタムはデクーOZの召喚攻撃として扱います。1,123文字pixiv小説作品