CV:花澤香菜
概要
ジャヒー様の配下だった魔族の女性。
薄い青緑のショートカットで右目を隠した髪型が特徴。
魔界ではゴスロリ衣装だったが、人間界では悪目立ちしないよう、常識的な恰好をしている。
ジャヒーからは「アホ」と呼ばれてぞんざいに扱われていたが、当の本人はそんなジャヒーの言動の全てを受け入れて恍惚とする彼女専門のドMメイドで、人間界に転移し、そこでの生活に馴染んだ今でも彼女のことを慕っている忠臣である。
回想によると、ジャヒーから事務や雑用を任され(押しつけられ)ていたので魔界の統治にも携わっており、その際に組織の運営能力を培われ自身の才能を開花させられており、それが後述の人間界での成功に繋がった一因と思われる。なお、ジャヒーは彼女の仕事を労いつつも「ドゥルジの才能を見つけた我はもっと偉い」と自画自賛して更に彼女を教育(調教)したため、この時のジャヒーに向けた謝意がドゥルジの崇拝と忠誠心をより高める結果となっている。
しかし、極限まで落ちぶれているジャヒーとは対照的に、人間界では「堂島ナナ」と名乗り、設立したコンサルティング会社で大成功を収めて大富豪になっている。しかも、その人員を動員する事で魔石をトラックいっぱいに回収している(しかも本人曰く「頑張ってこの程度」との事)。
勿論生活もタワーマンションに住み、運転手付きで非常に長い車に乗り、高級レストランで食事をする非常に優雅なものになっている他、見つけた魔石も最新のセキュリティによって厳重に管理している。
その厳然たる事実が、ドゥルジの忠誠心とは裏腹にジャヒーに言いようのない屈辱を与えてしまっているという皮肉な結果となっている。
当の本人は元来の忠誠心(とドM)故にジャヒーを買いかぶり続けていることや、見栄っ張りなジャヒーが多くを語らずに嘘とデマカセを垂れ流していることからそれを知る由も無いが、その無自覚さ故の拡大解釈が余計にジャヒーの自尊心や尊厳を傷つけていることにも気づいていない。
加えて、(事情を知らないとはいえ)ジャヒーに少しでも不遜な態度を取った人物を敵視して魔力を滲みだすことや、惨たらしい仕打ちを提案することもあり、その度に彼女を焦らせたりと、知らぬうちにジャヒーに対する主導権も握ってしまっている等、魔界時代とは完全に立場が逆転している。
特にジャヒーから「愛してやる」宣言を受けたきょうこ(魔法少女)に対して並々ならぬ対抗心を抱くようになる。
余談
モチーフはゾロアスター教における「ヴェンディダードの七大魔王」の一柱で「不義」と「虚偽」を司る悪神ドゥルジから。
関連タグ
- アオイ(プリコネ):中の人繋がり&カップ焼きそば現象
- ラフィエル(ガヴリールドロップアウト):同じく中の人つながり。ジャヒー様と中の人を同じくするキャラを精神的に完膚なきまでに追い詰める点も共通する(ただしドゥルジとは違い、こちらは純粋な悪意に基づいている上、ドゥルジとはむしろ逆の性癖を持っている)。
- マシュ・キリエライト:カップ焼きそば現象