概要
ビジョンは無く、本体・羽伴毅と一体化したスタンド。
自身の身体を粒子のレベルにまで細かくできるという、岩人間の性質を最大限活かした能力。 破片自体にパワーはほとんどなく動きも遅い。
この能力のおかげで、羽はどれだけ攻撃を喰らっても自身の体が粉々になるだけで基本無傷なので、他の岩人間のように死ぬことはない。ある意味最強といっても過言ではないが、粘着テープやセメントなどで固定されると身動きが取れなくなるという意外な弱点がある。
作中での応用
体内に侵入
破片を他人の体内に侵入させることで操ることができる。羽はこれを利用して密葉を操り東方家の情報を探っていた模様。またその人物がスタンド使いであればそのスタンドも操れる。乗っ取っている間は体重が二人分になるようである。
少量の破片で
少量の破片であればかなり強いパワーで自在に動かせる模様。これによって破片同士を擦り合わせて激しい騒音を発生させたり侵入する場所を選んで体内へ侵入したりしている。ロカカカでの治療の際にはこの能力を使って成分が脳に行くのを防いでいた。またプアー・トムを始末したのもこの能力とみられている。
移動力不足は
破片全体を動かす場合は動きが遅く精密な動作はできない。羽はこの弱点を、エアコンの風を利用して宙に舞う、水道に侵入して水と一緒に移動するなどして補っていた。
アレルギー
自身の岩人間という体質を利用することで他人の体内に侵入した際にアレルギー症状を起こさせることが可能である。これによって対象の人物を足止めしたりすることも可能。作中ではこの能力で病院が大惨事になっている。
ぺしゃんこ車椅子
康穂が診察室で机の引き出しを開けた時に中にぺしゃんこになった車椅子が入っていたが、これについて特に言及はない。おそらく密葉を乗っ取った際の体重を利用して押しつぶしたのだと思われるが、何故そんなことをしたのかは一切不明。
スタンド能力?体質?
作中で
スタンド能力はバラバラになった粒子が集まり戻って元の肉体になる部分である
とあり、バラバラになること自体は岩人間の体質であるかのような記述がある。ただ、スタンドの説明については自身の身体を細胞レベルまで分解できる能力と書かれており、どちらが正しいのかははっきりしていない。
余談
名前の由来は、「Steely Dan」の曲、「Doctor Wu」より。
曲名の由来は、メンバーのウォルター・ベッカーのドラッグ中毒治療にあたった鍼灸医、
ドクター・ジン・ニュアン・ウーが由来。ただし、漢字表記は「羽」ではなく、「呉」である。
ある意味、羽はフー・ファイターズやウェザー・リポート同様、自分の名前をスタンド名にしているスタンド使いである。
関連タグ
髪留め・・・作中で康穂が似ていると語っている