ドラえもん(星野源)
どどどどどどどどどどらえもん
『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌として製作された。
作詞・作曲は星野源、間奏作曲は菊池俊輔。
アルバム「ドラえもん」にはHouseという別バージョンも収録されている。
歌詞には「少しだけ不思議な」「指先と机の間二次元」「落ちこぼれた君」「出来すぎあの子」「拗ねた君」「静かなあの子」「彼の歌」「機械だって涙を流して」「台風だって心を痛めて」と『ドラえもん』の世界観を匂わせるワードがふんだんに織り込まれており、さらには間奏で第1期のエンディングテーマ「ぼくドラえもん」のフレーズ、MVもどこでもドアから始まり、お馴染みの野比家から空き地等がセットに使われている。
ラスサビの「君をつくるよ ドラえもん」は、二次同人の「ドラえもん最終回」をイメージしたものではないかという意見も上がり(ラスサビ前に「君が遺したもの」があり、本来の「最終回」である「さようなら、ドラえもん」をここで想起させることによって対比しているとの考え方もできる)、実際にTV版OPアニメを手掛けたディレクターも同じ感想を抱いたそうだが、これについて星野の側からのコメントはない(星野はこうした聞き手の様々な解釈が出る事には肯定的であり、過去にオールナイトニッポンでこの曲の解釈が書かれた投書がいくつか寄せられた際にも「全部正解」としている)。
なお、星野自身は「藤子先生という影みたいなものが楽曲の中にフワッと表現できたら」という意図を込めている事を明らかにしており、「指先と机の間(=ペンと原稿用紙)二次元(=漫画という様々な次元が混在する世界)」はまさに漫画原稿を執筆する藤子氏と氏の生み出す漫画の世界をひとことで表現したものである。
元は映画のタイアップ曲であったが、テレビアニメが2019年10月から土曜17時に移動するのを受け、正式にオープニングテーマとして使用される事となった。
ただし映画のオープニングに使用されることはなかった(というか2020年以降の映画はどれもオープニングが無い)。
2024年11月2日放送回での使用が最後となった。起用当初は1年間限定の予定だったとされるが、最終的には約5年間OPテーマとして使用されたことになる。
ちなみに、ドラえもんのキャラクターをモチーフとした楽曲が本作のアルバムにて収録されている。