概要
漫画版「敗者たちの栄光」、小説版「frozen teardrop」にて登場。新たに6挺の「メッサーツバーク」と呼ばれる携帯火器用のライフルである。単体での使用やバスターライフルに装着する事もでき、何形態かの装備バリエーションが存在する。
武装
メッサーツバーク
メッサーツバーク単体での使用。一般的なガンダムシリーズに登場するビームライフルの要領で敵機体を打ち抜く。ウイングガンダムゼロEWは腰部に6挺のツバークを装着可能、ウイングガンダムスノーホワイトプレリュードは6枚の羽根で構成された「セラフィムユニット」に装着可能である。
ドライツバーク
劇中では使用されなかったが、メッサーツバーク3挺を連結させた装備バリエーション
シールドツバーク
こちらも劇中では使用されなかった「G.F.F.M.C.」オリジナルギミックのメッサーツバーク6挺をシールドに装着した装備バリエーション
ドライツバークバスター
ツインバスターライフルまたはバスターライフルにメッサーツバーク3挺を取り付けた装備バリエーション。ウイングガンダムを冠する機体がほぼ使用したメッサーツバークの代表的な使用方法である。以下劇中でのドライツバークバスター使用場面。
・ウイングガンダムEW
「敗者たちの栄光」にて登場。地上でのトレーズ派とロームフェラ派との戦闘時に使用。ヒイロがウインガンダムプロトゼロのZEROシステム内にあったメッサーツバークの設計図を入手し、自身で6挺のメッサーツバークを開発する。本来はガンダニウム合金での製造であったが別の素材で代用したために、打ち出される膨大なエネルギーの負荷に耐え切れずに、一発ごとに自壊してしまう。本来はツインバスラーライフルに装着するのだが、ウイングガンダムEWはバスターライフルしか携帯していないために、こちらに3挺装着して使用。そのため威力は本来のドライツバークバスターよりも低威力になってしまっている。しかしそれでも絶大な威力を誇り、発射される寸前は強烈な閃光とスパークが機体全体を覆いつくし、一撃で海上のMS空母、地上のMD部隊、空中のMS輸送機を壊滅させてあげく大気圏外にまで到達するほどの破壊力を示した。
・ウイングガンダムプロトゼロEW
「Frozen teardrop」の過去編に登場。五人の科学者が開発した試作零号機(ウイングガンダムプロトゼロ)の設計図を元に、ドクターJがウイングガンダムプロトゼロ1号機を開発。パイロットはガンダムパイロットヒイロ・ユイの実父である「アディン・ロウ」が搭乗。アディンはドライツバークバスターの一撃でバルジ砲の中心部をピンポイントで破壊し、二撃目で地球に降り注ぐ200以上のバラけたコロニーの残害を一掃する。
中心部の破壊時にはエネルギー波を1点に凝縮した描写がされており、一方でコロニー残害の破壊時には最大迎角に広げて発射したと描写されている。つまり用途によって広範囲の出力と貫通力を上げた出力を使いわけることができる。ちなみにスペーズデブリは宇宙空間に不規則に広範囲に浮遊し続け、それを200以上も一撃で破壊するには並大抵のエネルギー派では不可能であろう。それこそスペースコロニーを軽く巻き込むほどの広範囲のエネルギー波でなければ難しいと思われる。
・ウイングガンダムゼロEW
「敗者たちの栄光」にて登場。劇中では使用される事はなかったが、ゼクス・マーキスとハワードが中波したウイングガンダムプロトゼロ2号機を回収(トラント特尉がゼロシステムで暴走し、デュオのガンダムデスサイズヘルEWとヒルデのトーラスに敗北後)するも、ゼクスはトールギスでの戦いに拘ったために、プロトゼロのゼロシステムが突如発動する。ZEROの示したビジョンの中にドライツバークバスターを携えたウイングガンダムゼロEWが登場する。さらにZEROはゼクスの夢の中にまで干渉し、そこではウイングゼロEWがドライツバークバスターでMD部隊を一掃するために、サンクキングダムまでも滅ぼす悪夢を見せる。
ドライツバークバスター・ドッペルト
ツインバスターライフルにメッサーツバーク6挺取り付けた装備バリエーション。メッサーツバークの装備バリエーションでは最大の破壊力を誇る。以下劇中でのドライツバークバスター・ドッペルト使用場面。
・ウイングガンダムゼロEW
「敗者たちの栄光」にて登場。TVシリーズと同じ展開であり、リーブラの残骸が地球に降り注ぎ
地球を「核の冬」から守るために、ヒイロがウイングゼロEWのドライツバークバスター・ドッペルトでリーブラの残骸の中心部をピンポイントで破壊し、ウイングゼロEWをネオバード形態に変形させ無事に帰還する。TV版のツインバスターライフルの威力と見た目がほぼ変わらないが、過去編で使用したウイングガンダムプロトゼロのドライツバークバスターの使用用途により、出力を凝縮し一点に収束したために、貫通力を上げたと推測される。
・ウイングガンダムプロトゼロEW
「Frozen teardrop」の過去編に登場。地球圏の歴史から葬られた第2次月面戦争にて再び、実践投入される。パイロットは「アディン・ロウ・ジュニア(またはクローンアルファとも呼ばれている)」。第二次月面戦争を引き起こす原因となったガンダニウム合金の原石が埋蔵された月のエイントケ盆地をドライツバークバスター・ドッペルトで破壊する。その威力は月のエイトケン盆地を完全に消滅させた挙句、月の形を大きく変えてしまう程であったと語れている。
・ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード
『Frozenteardrop』12巻で描かれた純白のゼロを元に、[G.F.F.M.C.]でカトキハジメ主導のもと再設定した機体であり、今なお謎の多い機体である。
「メッサーツバーク」の発展系のウェポンパーツである「ノイエーツバーク」を携帯する。ツインバスターライフルに3基のノイエツバークを装着した『ドライツバークバスター』。さらに6基に増設した『ドライツバークバスター・ドッペルト』も使用可能。メッサーツバークの発展系であるノイエツバークを装着した本機のドライツバークバスター・ドッペルの破壊力は完全な未知数である(月の形を大きく変える以上の余波と破壊力を示す可能性が高い)。