ドワーフ(DQ10)
どわーふ
『地の民 ドワーフ』
雄大な山々に恩恵を受け 大地と共に生きる
小さな身体に 大きな耳を持った者たち。
高い技術力と 強い欲望を持つ彼らは
持ち前の 器用さと素早さで
いくつもの高度な文明を 築き上げた。
『ドラゴンクエストⅩ』に登場する種族であり、主人公の転生先候補の一つ。モチーフは北欧神話等に語られるドワーフ。
…だが、一般的なファンタジーで想像されるドワーフ(髭の生えた筋肉質の小人)とはかなり異なり、緑色の肌も相まってゴブリンを丸っこく親しみやすくしたような外見をしている。
種族神は地の神「ワギ」。主に荒野や砂漠の広がるドワチャッカ大陸で生活している。
当初は他の種族と比べてきようさが高く、闇耐性を持っていたが現在は種族の性能差はなくなっている。
緑色の肌で、身長はプクリポに次いで小さく、ずんぐりむっくりとした体型をしており、耳は大きく丸い。
男性はぽっちゃり系、女性は小柄だが肉付きのよいトランジスタグラマーな体形をしている。
こうした外見からか、作中では人間NPCに「カビだんご」呼ばわりされる場面も。
鳥山明による公式絵では、露出度が高く装飾の細かい衣装を身に着けている。
プレイヤーからの愛称は「ドワ男」「ドワ子」。
当初は最も人口の少ない種族であり、主にネタ系のキャラクタークリエイトをするプレイヤーに使用されていた。
しかし日が経つにつれて、ドワーフ男性の妙におっさん臭いコミカルな仕草や、ドワーフ女性の幼稚園児のような元気で可愛らしい仕草に心を奪われるプレイヤーも続出。
現在ではシブい系や可愛い系のキャラクリとしても用いられ、一定の人気を得ている。
調査によれば、ドワーフを選択したプレイヤーは後に真の姿を取り戻してもドワーフの姿でいる率が高めらしい。これはプクリポも同様。
欲深いとされてはいるものの、それはどちらかと言えばドワーフの歴史に依るところが大きい。
ドワーフは遥かな過去に現代でも再現不能なほどの高度な文明を持つ大国をいくつも築き上げていたが、互いに戦争で疲弊し滅んでしまい、現在ではドルワーム王国を残すのみとなっている。
当時の高度な科学はドルボードや神カラクリとして現代でも利用されてはいるが、同じものを再現するのは難しいようだ。
こうした過去や天魔クァバルナなどの脅威を経たおかげか、現代のドワーフは欲深いというよりは「現金」「ちゃっかりしている」といったイメージに近い。
NPCとしては、作中有数の奇人であるダストンを初めとして、なかなかクセの強いキャラクターが揃っている。
一方でキメるべきところはキメてくれるキャラクターも多く、深く掘り下げられるにつれイメージが変わっていく部分も多い。
名前には拗音(「チョ」「ビャ」など)や、同じ音を繰り返すような命名が多い。
主人公の転生先として選択した場合、アグラニの町で働く若者となる。
アグラニの町の鉱山で働いていたが、鉱山に魔瘴が噴き出ることによる落盤事故が発生し、巻き込まれてしまう。
何とか運び出されたもののすでに息はなく、シスターによる蘇生もならず諦めかけたその時、主人公の魂が入り込む。
幸いにも息を吹き返したところから物語は始まる。
元の身体の持ち主は、兄のドガと共に世界中のお宝を見つけるのが夢だった。
後に元の身体の持ち主と精神体として会話した際には、レンダーシアに旅立った兄と共に、お宝を探す夢をかなえて欲しいと話す。
後のクエストで、主人公はドガと出会い、共にお宝を探すこととなる。