概要
聖闘士星矢におけるナターシャとは原作者車田正美が描く1.と2.、派生作品に登場する3.と複数人存在する。
いずれもキグナス氷河と縁のある女性たちである。
1.聖闘士星矢・番外編・氷の国のナターシャに登場する少女。
2.キグナス氷河の母親(マーマ)。
3.聖闘士星矢エピソードG.アサシンに登場する幼い少女。
氷の国のナターシャ
聖闘士星矢・番外編・氷の国のナターシャの登場人物である。(単行本13巻に収録)
ブルーグラードの統治者の娘。
兄・アレクサーは父のやり方に反発し、氷戦士(ブルーウォリアー)を率いて父を暗殺しようとする。
そんな兄・アレクサーを阻止してと氷河に頼む。
物語の最後に氷河が言ったセリフで、氷河の母親の名前が「ナターシャ」であることが判明する。
氷河の母親
CV:坪井章子
ロシア人の金髪ロングの美女で、城戸光政との間に息子の氷河をもうけた人。
作中では「ナターシャ」と呼ばれず、氷河から「マーマ」と呼ばれているためファンの後者の方で定着している。
彼が7歳の時に船で共に光政に会いに行く途中、乗船した船が事故で沈没し氷河は救出されたものの自身は逃げ遅れ船とともに沈んだ。
聖闘士候補生として集められた光政の子達はほとんどが物心つかないうちに孤児院に入れられる中、彼女は珍しく長く息子と暮らす事ができていた。光政の事も氷河には誉めて伝えており、彼との仲は比較的良好だったようである。
氷河はずっと彼女が忘れられず、海底に沈んだままの彼女に会いにいっていたり成人してもなお母を思い続けている。
光政が関係した多数の女性の中で、唯一容姿と名前が判明している人でもある。
エピソードG.アサシンのナターシャ
元は暗殺者たちで構成されたギルド『顔のない者』の首領の一人、ワダツミが憑依していた存在。
銀髪のツインテールにあどけない容貌をしているが、その正体は複数の死体を寄せ集めて作られた人型。
その姿から周囲の人間を油断させ、欺くためにワダツミに憑依され、操られていた。
一度、氷河の手で弔うために氷棺に封じられるが、遺体運送の際に氷を溶かした際に意識を取り戻す。
その人格は元になった複数の死体の内の誰かの人格なのか、全く別の人格なのかは不明。
記憶喪失の彼女は意識を取り戻した際に、父の所在を尋ねたため、現場に居合わせた氷河自身が「パパ」と名乗り、名前を尋ねられた際に氷河は母であるナターシャの名前を与えた。
また番外編によるとナターシャの養育を補助するために氷河と同じマンションの別の階に引っ越してきた瞬のことを「マーマ」と呼び慕っている様子が描かれている。