ゆか「みて、アノシラスだわ!?」
一平「また狂暴化したのか!?」
グリッドマン「いや、あの怪獣は偽物だ!全く別の怪獣だ!」
データ
身長 | 68m |
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体重 | 7万3千トン |
別名 | 超音波怪獣 |
出現地 | ネットワーク管理システムのコンピューターワールド |
概要
第17話「孤独なハッカー」に登場。
パソコンの掲示板にグリッドマンのことが書かれていることを知った藤堂武史が自分と同類のハッカーでありながら井上ゆか達に友好的に接してもらっている少年の田宮シゲルが彼らの好意を拒絶したことに激しい怒りと嫉妬を感じ、アノシラスのフォルムをコピーして誕生させた怪獣の偽物という世にも珍しい存在。本物との違いは殻の縁の部分が半透明で発光すること。
体を震わせることでオリジナルのアノシラスよりも強力な超音波を発生させられる他、武器は角から発射する超音波光線で、これははただ相手を攻撃するだけでなく、浴びせた対象の分子構造を変換させて動きを封じる効果もある。
パソコンのネットワークを管理しているビルのコンピューターワールドに侵入、その超音波でシステム中枢を破壊し、さらにそれを介した通信を利用するシゲルを含めた全ての人々をその音波で洗脳することでハッカーに変え、世界中のコンピュータデータの破壊を企てた。
グリッドマンとの戦いでは超音波光線で足を固めて動けなくしたが、近づいた所をグリッドマンソードの一撃を受けて発生器官を破壊され音波が発射できなくなり、シゲルたちの洗脳を解除されてしまう。
しかし、グリッドマンの拘束は解除されず、出撃したゴッドゼノンも洗脳されていたシゲルにプログラムを破壊されて機能不全に陥っていた為、超音波光線を浴びせて消滅させることに成功する。最後はシゲルが送った解凍プログラムで自由を取り戻したグリッドマンの反撃に遭い、空中に投げ飛ばされた所をグリッドビームを受け消滅した。
見た目がアノシラスにそっくりなため、ゆかと一平は本物と一瞬疑ったが、グリッドマンはすぐに偽物と見抜いた。
余談
スーツは通常のアノシラスの改造で、頭部は凶暴化時のものを流用。スーツは後にテレボーズに改造された。
第17話の初期案ではニセアノシラスではなく、グリッドマンのデータを盗んだ武史が変身する悪の戦士カーンナイトが登場する予定だったが、設定の変更によりニセアノシラスになった。ゴッドゼノンが早々に退場してしまったのはこれが原因と思われる。
ニセアノシラス自身の戦闘力はそこそこではあるが一平とゆかの援護があるグリッドマンと同じ様にシゲルの援護を受けて戦うという同じ土俵の為か善戦した。
しかし、『本物のアノシラスとの絆の証であるグリッドマンソード』に敗れるという皮肉な展開となってしまった。