概要
三本指で、二本腕と二本足を持つヒューマノイド型エイリアン。体表は石灰色を基本とし、上流階級になるとさらに金属的な輝きを持つアーマーを帯びる。
顔の下半分はホモ・サピエンスの骸骨に似る。その体色、棺のような宇宙船も併せて「アンデッド」を連想させる。
生まれた時は全員女性であるが、成長するとその何割かは地球のマダイのように性転換し男性となる。
月を占拠し、カタコンベめいた居住エリア「ヘルマウス」を地下に築いている。地球においてもかつてロシアがあった場所に進出している。これによりロシアにいるエリクスニーと衝突する。
スロール、オーガ以外の階級はいわゆる「ファンタジー職業」をモチーフとする。
階級
・スロール
「奴隷」を意味する。ハイヴ社会で最下級の存在。金属光沢のあるアーマーを身にまとう事はなく、武器も与えられず手の爪のみで戦う。
アコライトとは司祭を補佐する侍者、侍祭のこと。ハイヴの中流層。体の節々にアーマーをつけ、エナジーウェポンが支給されている。多くは手段を選ばない上昇志向の持ち主である。
ナイト
分厚いアーマーを身にまとい「騎士」の鎧を彷彿とさせる。ハイヴ軍のエリート戦士。
「魔法使い」のようなローブを身に着けたハイヴ。空中浮遊能力を有する。暗黒エネルギーの弾丸が主な攻撃手段。
・オーガ
全身のそれぞれのパーツがゴリラのように肥大化したハイヴ。顔面の上半分の肉がボコボコと無秩序に隆起している。
ハイヴに伝わる魔術が彼らをこのような姿にしている。スロール同様、金属光沢のあるアーマーが体表についていない。
同族から鎖で繋がれる等ロクな扱いをされていない。
メカニック
・シュリーカー
「金きり声をあげるもの」という意味。内部にエネルギーコアを有する一種の攻撃ビットである。
・トゥームシップ
空間を歪曲することでワープが可能な小型船。
太陽系にやって来ているハイヴたちはオリックスという個体によって統率されている。ドレッドノートはその旗艦。
土星のリングに大穴を開け、アウォークンの宇宙艦隊を一撃で壊滅させる規格外の主砲を有する。
神
ハイヴ社会では神格化された「暗黒」エネルギーと他種族「神の虫(worm)」という神々のほか、神と呼ばれるハイヴも存在する。
オリックス、クロタがこれに該当する。
「神の虫」は名前通りワームのような形状をした寄生生物。寄生した相手に長大な寿命と特殊能力を与える事ができる。
母星「ファンダメント」は多数の知的生命体種族が存在する星であったが、この星に居た頃のハイヴは弱小種族であり煮え湯を呑まされていた。
しかしワーム族との出会いが運命を変える。大規模な津波という危機が迫った時、王家の三人姉妹がこの種族についての知識をハイヴ族のもとに持ち帰る。
彼女らはこの「虫」と共生すれば、この大災害を乗り越えられる、と語った。
滅亡の危機を避けるため、多数のハイヴがこれに従ったが、受け入れられない者たちもいた。
「虫」を拒んだ者たちも大災害を乗り越えたものの、「虫」を受け入れた勢力より劣る状態を余儀なくされる。
ワーム受け入れ組は、彼らが与える超常的なパワーを背景に、同族だけでなくファンダメントの他種族をも圧倒。宇宙にも進出し多数の宇宙人種族を制圧した。太陽系にやって来ているのもワーム受け入れ組である。
このハイヴの繁栄には代償があった。ワームは常に「飢え」を抱えた種族であり、「共生」相手のハイヴに際限ない獲得と拡大を要求したのである。
もしも飢えが満たされなくなった時、その時はハイヴが彼らの餌食となるだろう。