CV:麻上洋子
概要
男勝りの女傑であり、武人としての名声を得ている。
しかしその実は女としての生き方を捨てたゆえのコンプレックスの塊。
オーメ財団のダラム・ズバとは恋人同士だったが、ダラムのほうから関係を終わらせていた。
異星人の男と結ばれ、女としての幸せを手に入れた妹カララ・アジバへの執着から最後には彼女を射殺してしまう。そのことを父ドバに報告した際には「アジバ家の体面と名誉を守るため」と言いつつ、妹を手に掛けた事に関して「女としての幸せを得た妹への妬みと憎しみゆえの行動だった」という本心をドバの前で吐露しドバが去った直後にはダラムの名を涙声で口にした。
最終決戦ではダラムの仇を討つべくソロシップを追撃するも、イデオンガンによる攻撃で搭乗していたバイラル・ジンの下部3分の1とともに消し飛ばされた。
イデの発動後は因果地平にて愛するダラムと再会し、和解。メシアの誕生を祝う子供たちの「ハッピーバースデー」の歌声を、まるでつきものが落ちたかのような穏やかな表情で聞き、自身も口ずさんでいた。
スパロボにおいて
スーパーロボット大戦F完結編で初登場。顔グラフィックはアニメ本編以上に頬骨が目立ち、かなり険しい顔に。
他のバッフ・クラン軍の面々やソロシップのクルー達と同じく、イデの力によって未来からタイムスリップしてくる。現代に辿り着いた後は、パプテマス・シロッコと同盟を結びイデオンやロンド・ベルと交戦する。本作には父のドバは登場しない為、実質彼女がバッフ・クラン軍の総大将扱いとなっている。
最終話にて、原作では成しえなかったカララとの和解が実現した……のはいいのだが、配下のハンニバル・ゲンには裏切られ、周囲を率いていた部隊に囲まれたままハルルだけが味方NPC化するため救出が非常に面倒。乗っているのが戦艦のため回避には期待できず、放っておくとどんどんHPが削られていく上に、本作のNPCの仕様で精神コマンドによる回復が不可能(修理は可能)。にも拘わらずハルルが落とされるとゲームオーバーという鬼畜仕様。攻略本でも「最後の最後で見事に邪魔をしてくれる」と皮肉られた。
最後は他の『イデオン』のキャラクター達と同じく、未来へと帰っていった。
第3次スーパーロボット大戦αでは、概ね原作準拠。音声も新規収録された。最終的には戦死してしまうが、没データに対ケイサル・エフェス用の特殊戦闘台詞が存在しており、開発段階では仲間フラグも検討されていたのかもしれない。
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森雪…『宇宙戦艦ヤマト』のヒロイン。中の人が同じで一龍斎春水氏(麻上洋子氏の現在の芸名)が、ハルルに抜擢されたのはオーディションではなく、監督の富野喜幸氏が「森雪の中の人にハルルをやらせたい」との一言で指名された経緯がある。