「死にたくなければ命令通り行動しろ」
「ジオンは負けるな…」
概要
CV:秋元羊介
ジオン公国軍の特殊部隊サイクロプス隊の隊長で、階級は大尉。44歳。
大物感を漂わせるベテランの軍人であり、税関職員を欺く為に民間人を装って一芝居打つ等、工作員としての実力も高い。
また、ルビコン作戦が囮である事に気付く、ジオンの敗戦を予期する等の鋭い目を持つ。基本的に無駄な殺生は避けるようにしているが、子供であるアルを利用する冷徹さも兼ね備えている。アレックス奪還の際バーニィから戦になるのかと言われた際は「向こうが攻撃して来なかったらな…」と現実的にありえない発言を複雑そうに話す一面がある。
リボーコロニーには古くからの友人であるスパイのチャーリーが潜伏しており、普段は酒場を経営している。
ちなみに彼はかなりの愛煙家だが、劇中の時点では禁煙中のようである。
劇中での活躍
連邦軍北極基地襲撃時はズゴックEを操縦し、ミーシャ、ガルシアは外部から強襲、シュタイナーはアンディと共に潜水艦用ドックを伝い侵入した。
基地のMS部隊ブラウン隊を壊滅に追い込み、アンディはガンダムNT-1のコンテナを積んだシャトルを発見するも、ジム寒冷地仕様の頑強な抵抗に阻まれシャトルの発進を許してしまい、破壊に失敗。アンディも戦死してしまう。
死亡したアンディの穴を埋めるべく、先日の北極基地強襲の後のリボーコロニーでの戦闘でアルから徴収したコンテナの写真が切っ掛けで配属された新兵のバーニィが加わった後、ガンダムの奪取或いは破壊を目的とした『ルビコン計画』の為にサイド6リボーコロニーに侵入し、民間用の物資に偽装し搬入した強襲用MSケンプファーを完成させた。
バーニィがアルに付き合う形で独断で侵入・撮影したガンダムNT-1の写真によりこのコロニーの工場が連邦軍の秘密実験場である事が判明する。この時独断行動したバーニィを強く責めたガルシアを制止しつつも、危険な行動は慎めと冷静に厳しく指導する。
潜入の為に連邦軍の制服を調達し、手はずを整える。
制服を届けにきたチャーリーからは逃げた方がいいと言われるが、今更後には引けないと拒否しつつも、ジオンは負けることを予期している。
その後ガンダムNT-1アレックス強奪作戦を開始。ミーシャをケンプファーで出撃させ囮とし、シュタイナーはガルシアやバーニィと共に、連邦軍秘密実験場へ偽装して潜入するが、バーニィが地球環境に疎かったが故の失言によりあっさり露見。これにより発生した白兵戦に応戦すべくバーニィに銃を投げ渡すも、直後の隙を突かれる形で銃撃され、致命傷を負ってしまう。
這う這うの体で脱出した後、瀕死の状態で「ガンダムは破壊したか」とバーニィに訊ねる。安心させる為にバーニィは「ミーシャがやった」と嘘を吐くが、2人の前にそびえ立つガンダムを見た後に「バーニィ、嘘が下手だな…」と答え、息を引き取った。
余談
シュタイナーのフルネームはドイツの人名としては、姓と名が逆で不自然な為、後年のゲームや書籍物等ではシュタイナー・ハーディと表記される事が多い。但し、ハンガリー等の一部の西洋圏の国は、東アジア圏と同じ『姓・名』表記が主流な為、これに当てはめるのであればその限りではない。
だが、それ以前の問題として、一般的に『ハーディ(もしくはハーディー)』は英語圏の姓、『シュタイナー』はドイツ圏の姓と、一般的な人名のルールから外れた名前である為、本当の意味で公式からの解答がないと、どちらが正しいかが不明瞭なのが現状である。
ちなみに、OVAのEDクレジットでは単に『シュタイナー』表記だった。
別名・表記ゆれ
シュタイナー・ハーディー
関連タグ
ミハイル・カミンスキー ガブリエル・ラミレス・ガルシア バーナード・ワイズマン アンディ・ストロース
東方不敗マスターアジア、シーゲル・クライン:ガンダム作品かつ中の人繋がり。その事もあってか、『Gジェネアドバンス』では前者と戦わせると面白い掛け合いがみられる。