人名として
ドミニカ、ブラジル、キューバなど中南米の人名。
カタカナでは主に「バティスタ」と書かれるが、人によっては「バチスタ」と書かれる者もいる。
フルヘンシオ・バティスタ:キューバ共和国第14代・17代大統領
ホセ・バティスタ:ドミニカ共和国出身のプロ野球選手
ジュリオ・バティスタ:ブラジル出身のサッカー選手
ランダス・バチスタ:ブラジルの医師
手術名として
上記のランダス・バチスタ医師が考案した、拡張型心筋症を治療するための手術法を「バチスタ手術」という。これは心室の後側壁の一部を両乳頭筋の間で切除することにより左室容積を縮小する術式で、日本では1996年12月に兵庫県の須磨久善医師によって初めて実施され、1998年1月に医療保険の適用対象となった。
ちなみに須磨医師は後にバチスタ手術の改良の他、同じく拡張型心筋症の手術法である「SAVE手術」を開発し、その半生がノンフィクション作品にもなっている。
一時期は症例によっては一定の効果を上げられるとして脚光を浴びたものの、非常に難易度が高い手術であり、更には後に手術後の遠隔期における心不全の再発を高率に認めることが報告された。現在、当手術はアメリカでは慢性心不全のガイドラインにおいて推奨レベルが「Class Ⅲ(有益でないまたは有害であり、適応でないことで意見が一致している)」として推奨されておらず、現在では日本も含め既にほとんど使用されていない。
もし使用されたとしても、拡張型心筋症治療の決定打と成り得る手術法ではなく、あくまで心臓移植へのつなぎとしての手法とされている。
作品名として
上記の「バチスタ手術」をテーマにした作品として、海堂尊による長編小説『チーム・バチスタの栄光』がある。
「田口・白鳥シリーズ」一作目にして、桜宮サーガの一部。
原作を扱った作品につけられるタグは、各作品名タグと「海堂尊」タグを併用していることが多く、本項の「バチスタ」タグはあまり使われない。
テレビドラマ
上記の海堂尊の小説を原作とする、関西テレビ製作による連続テレビドラマシリーズ。
このテレビドラマ版はシリーズ名称を「田口・白鳥シリーズ」ではなく「チーム・バチスタシリーズ」としている。
そのため、本項の「バチスタ」タグはテレビドラマ版を扱った作品につけられていることが多い。
作品一覧
詳細は各項目を参照。
チーム・バチスタ第2弾 ナイチンゲールの沈黙
チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸
チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮
チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
登場人物
詳細は各項目を参照。
*主役・主人公
*主なキャラクター