概要
バットウーマンと名乗るキャラクターの初出は、1956年。いわゆるゴールデンエイジと呼ばれる時代に登場し、1979年まで活躍していた。
後に、2006年より、現代に即した新たなバットウーマンが登場。現在に至る。
50年代のバットウーマン
プロフィール
本名:キャシー・ケイン。
初登場は、「Detective Comics」#233。
ゴッサムシティのサーカスの団長であり曲芸師、そして財産の相続人でもある富裕層の一人。
正義感が強い彼女は、バットマンの活躍に感化され、受け継いだ財産を用いて自分用のバットケイブを作った。それに合わせて、バットマンのような黄色のコスチュームと赤色のマント・マスクも用意。それらを装着してバットウーマンを名乗り、独自に活動を開始する。
「女ギャングバスター」として有名になっていくキャシーだが、本家バットマンのライバルとして、そして時にはロマンスの相手として関わっていき、後にバットマンの正式な仲間として加わる。
姪のベティ・ケインもまた、「バットガール」を名乗り、赤のコスチュームに緑のマント姿で、叔母のサイドキックとなって活動する(1961年「BATMAN」#139)。
サーカス仕込みの軽業、及び女性の装身具や化粧道具を装った武器(口紅、化粧コンパクト、チャームブレスレット、ヘアネットなど。バットマンの万能ベルトに相当する)を駆使する。
公私ともにブルース=バットマンを支え、ゴッサムの犯罪者と戦い続けてきた。が、キャシーとブルースは、互いに惹かれつつもその気持ちを行動には移せずにいた。
そして1979年(「Detective Comics」#233)に、暗殺者集団「リーグ・オブ・アサシンズ」のヴィラン、ブロンズタイガーの手にかかり殺害される。
後に、このバットウーマンは、ゴールデンエイジにおける存在、並行世界アース2の存在であると設定される。1985年の『クライシス・オン・インフィニット・アース』にて並行世界が統合され、無かった事になり、下記のバットウーマンが改めて設定され登場するように。
現在のバットウーマン
プロフィール
本名:キャサリン・レベッカ・ケイン(Katherine Rebecca Kane)
通称:ケイト(Kate)
頭髪:赤髪
目:翠眼
身長:180センチ(5'11")
体重:64キロ(141lbs.)
初登場は2006年の『52 #11』。
ブルース・ウェインの母:マーサの兄弟で、アメリカ陸軍のジェイコブ・ケイン大佐の娘。
ブルースから見ると母方の従姉妹に当たる。成長し、ウェストポイント士官学校に入学するが後にレズビアンであることが発覚し放校。ゴッサム・シティに戻るも荒れた生活を送っていた。そんな時、バットマンがゴッサムを空ける不在の時期があり、バットマンを模した姿でに暴れまわっていた。
ちなみに双子の妹であるベス・ケインは逆にヴィランとなっている。
ブルースが死亡した(と思われた)頃にはディテクティブ・コミックス誌で主役を張り、ブルース帰還後もバットファミリーの一員として活躍。ティム、カサンドラ、ステフら若いヒーロー達を指導するファミリーの教官役を務めている。
映像作品
ドラマ
エルスワールド
演:ルビー・ローズ
テレビドラマ『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『SUPERGIRL/スーパーガール』のクロスオーバー回に登場。
演じる俳優自身もレズビアンと言う配役。
バットウーマン
演:ルビー・ローズ
The CWの実写ドラマ、「アローバース」シリーズの一つとして2019年に放送開始された。
シーズン1終了後にバットウーマン役の俳優が降板したため、シーズン2では黒人女優のジャヴィシア・レスリーが演じるライアン・ワイルダーが新たな主人公となった。
アニメ
バットマン:バッド・ブラッド
声はイヴォンヌ・ストラホフスキー
この作品ではバットマンを継承したディックと共演している。
ゲーム
関連イラスト
関連動画
予告編
ドラマ版『バットウーマン』
シーズン1
シーズン2
関連タグ
ゴッサム・シティ・エンジェル…同じくDCの女性ヒーローが主役の海外ドラマであり、バットマン不在のゴッサムが舞台という共通点を持つ。