まじかるー・・なんつって
概要
単行本第2巻の表紙に登場した、亜種魔法少女(オルタナティブ・マジカル)の一種。
「魔法少女が出現しない世界」では穴井美羽からは「ハナちゃん」と呼ばれるが、芥倫太郎からは「ムチ子」と呼ばれている。
人間の身体に寄生し、脳を支配する魔法少女。
虫のように小型でバルーンスカートのドレスを着ており、ステッキは畳んだ状態の傘に似たメカニカルな形状。
人間の口から寄生すると、その人間の頭上につぶらな瞳をした頭部が乗ったような外見となり、身体能力を限界まで引き出し、それを駆使した格闘術で攻撃してくる。
寄生された人間は血管が浮き出た筋肉質な体つきになり、寄生された人間の身体能力は常人とは比べ物にならないほどのもので、寄生対象が小学生でも人間を軽々と殴り殺せるほどの筋力となる。
ただし、通常なら亜種魔法少女に殺された人間はまじかるゾンビと化すが、パラサイト・Mの格闘術による攻撃は“魔法で殺された”ことにはならないため、殺された人間がまじかるゾンビになることはない。
世界崩壊前の亜種魔法少女の中で唯一意思疎通能力及び自我を持っており、つぶらな瞳が可愛い外見とは裏腹に性格は荒く、男っぽい口調で喋ることが多い(ただし意思疎通能力や知能は寄生しないと発揮できない)。
来歴
初めは鞘野楓に寄生していたが、彼女はある理由(※詳細は本人の項にて)から寄生してはいけない対象だったため、ショッピングモールに侵入した後に美羽に寄生し、モール内の生存者達を虐殺した。一度は児上貴衣達による策で倒され、「魔法少女・オブ・ジ・エンド計画」について説明し、別の人間に寄生しようとするが、自身を蚊と勘違いした芥に潰されたためにステッキが壊れ、消滅。
しかしリビングデッド・Mの力によって復活し、寄生した人間の力を限界以上に引き出すパワーアップも施された。病院内で半沢夜華を殺害、それに激昂した倫太郎をも殺害するが(美羽はショッピングモールで身体を貸してくれたよしみで見逃した)、以前やられて消滅した時の魔法少女の粒子を警察手帳に隠し持っていたことで復活した芥に敗れた末に拷問を受ける羽目になり、自分が知る限りの情報を喋らされてしまった。
世界崩壊直前、黒服の仮面・白服の子と共に殿ヶ谷悠二に助けられ、彼に対する恩義から「魔法少女が出現しない世界」では成長した美羽と行動を共にし、パペットマスターの強襲を受ける貴衣達を救った。ただし本人は「みうみう(美羽)のため」と語っており、過去の一件から芥に対しては未だに強い殺意と憎悪を抱いているため、彼を嫌っているものの美羽と共に芥の護衛についた。
関連イラスト
関連タグ
魔法少女/亜種魔法少女 寄生/パラサイト 筋骨隆々 肉体美 筋肉娘/筋肉女
エクスプロド・M 双子の魔法少女/アトラクション・M・レパルション・M リビングデッド・M
雫芽さりな:初登場時は楓同様のいじめっ子だったが、命を救われた恩義ゆえに中盤から味方になる点や主人公側についていながら仲間ではないと語るところなどが、ハナちゃんと共通している。