人物
フィルモア帝国の騎士ブルーノ・カンツィアンのパートナー・ファティマ。
四大ファティマ・マイト(ガーランド)のスティール・クープ博士によって製作され、フィルモア帝国の主力騎MHサイレン(GTMユーレイ)に搭乗することを前提としたファティマである。
ギエロ・スガスコーニチのパートナーであるファティマ・シューシャとは双子の姉妹にあたる。
スペック…戦闘B2・MH制御B1・演算A・耐久B2・精神B2・クリアランスVVS2・タイプS
当初はフィルモア帝国の伝統にのっとり、パートナーであるブルーノから人格を認められることなく「物」として扱われる不遇の時を過ごしていた。
星団暦2989年に惑星ジュノーで勃発したコーラス-ハグーダ戦争において、ブルーノと共にMHブーレイを駆って参戦してコーラス・A.K.D連合軍と戦うが、最終決戦にて敗北。
パラーシャは瀕死の重傷を負ったブルーノを命からがら救出して連れ帰ったものの、これを生き恥と感じたブルーノから暴力も混じえた厳しい叱責を受けた。
しかし、喩え戦に負けても部下が生還することこそが主君レーダー8世の願いであったこと、そして散々虐げられてもなお涙ながらに「死んでは嫌です」と訴えるパラーシャに絆されたブルーノが改心したことで、以降は演算兵器という「物」ではなく、一人の「女性」として彼から愛されていくようになる。
この一件からブルーノはノイエ・シルチス内にて「ファティマの魔性に転んだ」というレッテルを貼られることになるが、A.K.Dのミラージュマシン(それも後に最凶最悪のロボットと謳われることになるMHレッドミラージュ(GTMツァラトゥストラ・アプターブリンガー))と交戦して「生還した」という経験を買われ、レーダー8世とダイ・グ・フィルモア5世からの引き立てにより皇帝守護騎士(アルカナ・ナイト)に任命されるという破格の出世を遂げる。
やがてブルーノの出世に伴ってパラーシャもまた、フィルモア帝国内の要職ファティマとして扱われていくこととなる。